高校総体県予選大会~3日め②

試合はフルセットに、もつれこみました。
zoomの前で手に汗握る、私。
どうか、頑張って欲しい。
何とか、気持ちを立て直して欲しい。

こちらが、大きく崩れているわけではありません。
相手も、めちゃくちゃ調子がいいわけでもない。
ただ、何というか、うまくいかない。


いつもは、チャンスからのカットがセッターへと入る。
そこからのコンビ攻撃。
センターが速攻に入る、それに絡んでレフトが入ってくる。
あげたのはAクイック。
それが決まって、わーっと盛り上がる。
或いは、食らいついたレシーブ。あがった!
セッターはエースへと託す。
エースがフルスイングでブロックを打ち抜く。
決まった!
わーっと喜んで、みなが走る

パスの正確性、全体の攻撃力。
セッターの巧みさ。
リベロの技術力。

どれを見ても、相手に劣っているものなどありません。
あくまでも、私が見て、になりますがw

いつもはうまくいっていることが、うまくいかないとき。
どうしてだろう。やる気はあるのに。
心の中にもやもやがたまってくる。
もやもやした気持ちが絡まってきて、心がだんだん動かなくなってくる。
心が動かなくなると、相手の仕掛けてくることが
見えなくなってくる。もはや相手は関係ない。
自分の、自分たちの心の問題だから。
動きが、後付け、になってしまう。
全ての初動が遅れる。

3セットめは、出足相手のペースで試合が進んでいます。
コートチェンジの13点。
そこから、少しこちらに動きが出てきました。
追いついています。
ムードを大きく変えて、流れをこちらに引き寄せて欲しい。
終盤まで、一進一退で頑張っています。

完全に流れが、相手に行ってしまったのは
20点を超えてからでした。
相手エースが、フォワードにあがってきました。
何とか諦めず、食らいついて欲しい。
と、画面を見ていました。
レシーブをあげて、つなぎのトスが、レフトとセンターの
間にあがりました。
レフトが打つかと思われましたが、センターが打とうとしたのか
何かのモーションを起こしました。

その動きが目に入り、レフトの動きが止まりました。
落ちてきたトスのボールが、レフトの肩に当たり、ボールは落ちる。


この点数で、ですか・・。
よっぽどなのだな。
と思いました。

最後のポイントは、相手エースがフォワードクロスに
たたきつけるように打たれ、3セットめを落としました。

ミスをしても、ポイントを取っても
集まって円陣を組んで
決まった声を掛け合うチームってありますよね。
コロナで、円陣が禁止、とか
ハイタッチ禁止、とかになりましたが
やっぱり心を合わせるためには
円陣を組むこと、手を合わせる、ことは
地味に大事、なのではないか、と私は思います。

例え、思うようにバレーが、試合ができなくても
皆で助け合う心、合わせる目と手。
心が乗らなくても、それをする。
うそでも、集まって頑張る気持ちを確かめ合う。
大事なことなのではないか、と私は思います。

うまくいかないこともある。
やる気は十分なのに、それが力みとなって
打ったボールがコートを割ってしまうことなんて
いくらでもあるんだ。
ここにパスを返したかったのに
よし、返すぞ、と思うがあまり、手が縮こまり
パスが短くなってしまうことなんて
いくらでもあるんだよ。


うまくいかなかったことに拗ねて
自分の殻に入ってしまったらどうなる?
他の、みんなはどうしたらいい?

試合なんだから。
ここに全力を、チームのすべてを
ぶつけないといけない、試合なんだからさ。
自分の出来、うんぬんは二の次にしないといけない。

例えば、攻撃が上手くいかない時は、カットやレシーブを
頑張ればいい。
それでチームに貢献したらいい。
そうしているうちに、またいつものプレーが出来るようになるよ。
みんな、力は十分にある。


残念です。
残念で、仕方がない。
のですが、試合から2日が過ぎ、こうして書いていると
あー、負けるべくして負けたのだな。
ということがわかります。
強い方が勝つ。
弱い方が負ける。
勝負は、いつもはっきりしています。
強い、弱い、の中には、個人の力、心の持ち方

そして、最後は、総合力であるチームワーク。


何が、残念かって
自分たちのしてきたこと、頑張ってきたことを
出し切ることができなかった。
でも、それも含めて実力なのだな、ということがわかります。


なかなか気持ちを切り替えることが
できない、かもしれませんね。
考えるだけ考えたらいい、と思います。
とことん考えて、心が落ちきった後は
また上にあがってくるだけ、です。

敗れたくらいで、人生は終わらない。
まだまだ、はじまったばかり。
次にどう行動するか。
それ次第で、プラスに変えることができる。

人生に無駄なことはひとつもない。

あなたも、私も。









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