カラダヘンレキ ~その1

身体遍歴、です。
遍歴には、ふたつ意味があり
ひとつは、広く各地を巡り歩くこと。
もうひとつは、様々な経験を重ねること。とあります。

え?あんたの身体遍歴なんて、興味ない。
の方はスルーしていただいて、もちろん大丈夫ですw


年に一度、会社の健康診断を受けることができます。
昨年は、1月12日に受けていたので、1年経過しての健康診断でした。
血液検査もしてもらうので、受ける10時間前から絶食です。

さて、1年ぶりの健康診断。
身長179.1㎝、体重57㎏、腹囲68.5㎝でした。
1年前は、178.7㎝だったかな?体重は、同じくらいだったと思います。
腹囲も変わっていません。
血液検査、尿を提出、レントゲン撮影、しているので
詳しい検査結果は、後日郵送されてきます。
身長は、自分ではコントロールできませんよね。
体重は、コントロールできますが、これ以上痩せない方がいいかなと思います。
いずれにしても、ありがたいことです。
健康診断を受けることが出来るのは。

今でこそ、体重管理に悩むことがなくなりましたが
高校を卒業して、企業スポーツで入った頃は、体重管理が
全くできず、苦しい思いをしていました。

今回は、思うようにならない自分の体と、どう向き合ってきたのか。
そして、どう折り合いをつけてきたのか。
をお伝えしようと思います。
どちらかというと、だめじゃん、それ!的な内容ですw

高校3年生の国体、沖縄大会で引退しました。
10月半ばくらいだったかな。
その時には、既に企業でバレーボールをする、ことが決まっていたので
毎日、部活に参加し、後輩に練習をつけたりしていたと思います。

一度、入る企業から、走るためのウェア上下が送られてきたのを
覚えているので、高校の顧問が、私の大きくなりだした体を危惧し
企業へ連絡したのかもしれません。
もう、その兆しがあったんでしょうね。
って他人事のようですが、それくらい自分の体のことに
無頓着で、本当にダメだったなー
とそれだけは過去の自分に言いたい。

過去に戻りたいとか、一切思ったことはありませんが
高校引退から、体のことに意識を高く持ち
企業に入ってバレーボールをするための、体づくりをしていたら。
企業での現役生活が、違ったものになっていたかもしれない。
とは、考えます。
高校3年生の、引退して、毎日の女子高生活を楽しく送っていた
能天気な自分は、そんなことがわからなかった。

卒業式の次の日に、大阪へ入りました。
あっけない故郷との別れとなりましたが、いつでも戻ってこれるだろう
くらいの軽い気持ちでした。
ほんと、能天気。

バブルが崩壊する前の、1988年入社だと思います。
身長178㎝ほど、体重は、70㎏をゆうに超えていたでしょうね。
同期は8人いました。ひとりはマネージャーだったので
プレイヤーは7人です。

バレー部に所属しているメンバー全員、ベスト体重を予測し
その管理のために毎日先輩による、体重測定がありました。
それを表にして、張り出されます。
それが嫌で嫌で。
それまでに、体重のことを気にしたことがありませんでした。
大きくなり始めていた、高校引退後、ですら。

毎日のように、監督からもいろいろ言われる。
練習してもしても、体重が減らない。

何故か?
食べるからです。
何故食べるか?
食べることしか楽しみがないから。

要は、ストレス解消に食べる。です。

特に、禁止事項はありませんでした。
自己管理のもと、お酒・・は未成年だから、だめでしたけど
お菓子もジュースも、菓子パンも買って食べていい。
体重管理はあるけれど、そこは自己管理なんです。

痩せないといけない・・。
私の頭に重りのように、ずっと張りついていました。

毎日の練習は苦しく、1年生は体育館掃除や、食事の後片づけなど
バレーボール以外の、仕事も結構ある。

特に、練習では、早朝からランニングのタイム取り。
3年生までは、本練習の前の30分前に出て、自主練習がある。
終わってからも、個々の言われた課題を、練習する。

高校卒業まで、のほほんと生きてきた自分。
寮と、その横にそびえ建つ2つの体育館と、走って3分の場所にある
淀川へランニングに行く日々。
そして、練習では、毎日のようにつかまって、怒られる。

食べること以外に、何か楽しみがありますか?

ってそれは言い訳ですけどね。
そんな中でも早く上手くなりたい。
実力をつけたい、と必死にあがいてはいましたけど。

やってもやっても、体重は減らず、少し減ってはまた戻る、の繰り返しでした。
そんな体で、毎日のハードな練習をこなしていたので
1年めから、ひざを壊し、手術する、という悪循環でした。

ひざを壊してからようやく、自分で食べるものについて
考え、自分の体と心のことについても、意識が向かいはじめました。

ジムに来られるお客様には、減量したいと来られるお客様もおられます。
そんなお客様へは、摂取と排泄のバランスです。とお伝えします。
要は、摂取、食べたもののエネルギーと
排泄、使ったことのエネルギーで
前者が多くなると、太り、後者が多くなると、痩せる。
というだけのこと、になります。

ただ、運動によるエネルギー排出は、そう多いものでなく
本気で減量したいのであれば、食事コントロールが同時に必要で
それが、割合の多くを占める。と私は考えています。
運動だけでは、痩せることはできません。

だって、めちゃくちゃ動いていた、あの頃の自分は
全く痩せることが、できなかったんですから。
それ以上に、食べていたからです。
簡単なことです。

ストレス解消のために、食べていたことは
自分で分かっていたと思います。
そして、そのストレス解消のために、どうしたらいいか?
この苦しさから逃れるためにはどうしたらいいか?
ずっと考えていました。

それには、バレーボールを練習し、上達して
目標であるレギュラーを勝ち取る。
すぐには無理かもしれないけど
自分が納得いくような、バレーボールプレーヤーになる。

というのは、わかっていました。
けど、それがどうにもこうにも上手くいかず、
あれこれ、ぐちゃぐちゃ悩んで、食べることに逃げていた。

弱いなーと思います。
自分が向かおうとしている、向かいたい場所がある。
やらなければいけないことが、わかっている。
そして、やっている。
けど、うまくいかない。何をやってもうまくいかない。
挙句の果てに、怪我で前線を離脱する。

20歳前の自分にとっては、したことがない経験でした。
大きな挫折感、焦燥感の毎日でした。

さて、ここからどうしたのか。
続きは後日、したいと思います。

何も実のない話じゃん!ってですか?
すみません、自分がダメだったっていう話で終始でしたねw
でも、そんなダメだった自分でも
今はこうして、その頃の経験をお話しすることができる。


苦しいことがあっても
頑張って生きていれば、いいことがある。
だから、私は励ましたい。
いつでも、励ましたい。
今は、離れて暮らす娘と仲間を。
頑張っているであろう、娘と仲間を。
一番に励ましたい。
毎日を、頑張っていれば
いつかいいことがあるよ、と。










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