週初めの月曜日
朝からの小雨が、昼にはあがるか
と思われましたが、一日降っていましたね。
今日から、トライアルウィークに来た地元の中学生に
まだ雨降ってる?と聞くと
ミストシャワーが降っています、って。
確かに、近頃ではめずらしい雨、でした。
雨、といえば、ザーザー降るか、もっとザーザー降るかw
緑が美しく映える、6月初めの小雨でした。
さて、タイトルのお話です。
スポーツ庁は、中学校の部活動を地域に移行する、ことを
発表しています。
令和5年から3年間を改革集中期間、とし、まずは休日の部活動
から取り組む、とあります。
具体的には
現在は、教員が担っている部活動の指導を
地域のスポーツクラブ、民間事業者、プロスポーツ、大学など
外部に委託する、方向で。
希望とする中学生を受け入れ、指導する。
まずは、休日から移行し、徐々に平日も移行したい。
ということです。
なぜ、その措置を取るのか?
ですが
①教員の負担を減らすため
②少子化の影響で、部活動の人数が揃わず、練習や大会に
出場できない学校もあり、地域格差をなくすため
要は、先生と子供、双方のため。
ということになります。
課題として
外部に委託することから
①保護者に指導料などの、負担が増える。
②指導者の確保 →競技の専門性と生徒の安全確保も求められる。
負担が増えるのは
生徒側、ということですね。
私が考える、部活動地域移行について、です。
まだ着地点が見えていませんので、あくまでも
今現在の考えである、ことを前置きしておきますw
下の娘が中学生のとき
中学校の、PTA役員をした経験があります。
中学校では2年間の活動でした。
学校に、月1回ほど出向き
学校行事のことで、校長先生、教頭先生
他のPTA役員と、会合をしました。
学校評議員会にも出席し、地域の方も交えて
その時の議題について、意見を出し合いました。
市の教育委員会、学校給食会、その他
学校だけでなく、他の学校同士のつながりの会合にも
いくつか出席しました。
中学校だけでなく、上の娘が小学校に入学した時から
少年団、PTAはもちろん、クラス役員など
少数の村のおかげで、役員活動をたくさん経験し
役員を通して、学校のことも一端ではありますが
見ることができました。
それらを経験して、感じたことは
学校は閉鎖された空間である。ということです。
学校の長である校長、補佐の教頭。
その他の先生たちは、PTA役員にも基本的に
学校のことには、口を出して欲しくない、のだろう。
もちろん、学校、地域、親であるPTAが協力しあい
開かれた学校に!
というスローガンは、表向き掲げてはいますが
内情は、口を出して欲しくない、のだなと感じていました。
私だけ、でしょうか。
それが、いいとか悪いとか、の話ではありません。
それは、そうだと思います。
学校運営には、親の協力、地域の協力はもちろん必要。
けれども、学校のする、さまざまなことに
親が口を出しはじめたら、ややこしくて仕方ない。
子供の数、だけ親がいる、わけですからね。
それらを、踏まえて
学校の部活動を外部委託、することは学校側は
承諾できることなのか?
の、そもそもの疑問があります。
学校長の王国である、学校が、その門を開くのか?
毎日のように、子供たちが当たり前に通っている学校
ではありますが、ひとたび家を離れて行ってしまえば
親と子供には
隔たれてしまう、目に見えない高い壁があるのだな。
と、私は常々感じています。
なので、部活動の地域移行については
一律に全ての学校をそうする、のではなく
学校がどうするか選べるようにする、ほうが
いい、と私は考えています。
あくまでも、学校側が主体となる。
学校長が各部活動の教員と話し合う。
そして、部活動を外部委託しますか?しませんか?
を選択する。
外部委託する、にした学校はその部活の指導を外部に委託する。
委託しない、を選択した学校は、そのまま教員が指導する。
学生の学校生活を担っている学校側が、選択できる
部活動を担っている教員が、選択できる。
ほうがいいのではないか、と思います。
負担を承知で、部活動を指導している先生はいる、と思う。
また、子供が試合人数に達しない、地域の学校については
他の試合人数に達しない学校と、統合できる。
既にそうしている学校もある、と思います。
地域、というのも、曖昧、ですよね。
地域、とは、区画された範囲の土地、とありますが
小さな範囲から、大きな範囲まで、さまざまです。
送迎や、指導料など保護者の負担のこと。
指導者の確保、も大きな課題です。
外部、に委託するとなると
指導者には
その競技の専門性と、一定の資格保有が求められるでしょうし
子供たちにとっては
実際に指導してもらわないと
どんな指導者であるか、わからないと思う。
ある意味、地域の学校の部活動に所属する、ということは
何も選択しなくてよい、ということでもあります。
保護者にとっては、負担が一番少ない。
もちろん、入った学校の部活に適任の教員がいない、という
ことも大いにありうる。
これから、どの道を通って、部活動を移行していくのか
私にとっても興味深いことではありますが、すんなりとは行かない
険しい道なのではないか、と予想しています。
一番に考えて欲しいのは
子供たちのこと。
次に、その保護者のこと。
そして、学校にとってもよいもの
にならないと成立しない
実はナーバスな問題なのではないか、と感じています。
どうするのがいいのか。
これからも自分なりに、しくみを考え
政府の動向を、注意深く見守っていきたいと思います。
中学校期の部活動は
思春期の子供たちの、心と体にとっても
とても大切で
その後の人生を、大きく変えるもの
にも、なりうる。
子供が迷う
保護者が迷う
学校が混乱する
ようなことにならないよう、慎重に考えて欲しい
と、心から思っています。
最後まで、読んでいただき
ありがとうございました。
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