痛みと向き合う

ひざが痛い・・
しかも両ひざです。

バレーボールを始めた中学校から、ひざの痛みは始まっています。
小学校6年生で158cmくらいだったと思います。
中学校1年生でバレーボールを始めて、来る日も来る日も助走の練習で
バスケットゴールに向かってジャンプをする。
目標へと向かって、上へ伸びあがるうちに、身長が伸びていました。
最初のひざ痛は、成長痛です。
顧問の先生が、針治療に連れて行ってくれていました。
中学校の時は、病気以外で学校を休んだ記憶がないので
ひざの痛みは練習はできるくらい、だったのだと思います。

高校に入ると、怪我のオンパレードです。
ひざはもちろんのこと、腰痛、座骨神経痛、練習中にぶつかる。
足の小指付け根にひびが入ったこともありました。

福岡の志賀島に合宿に行ったとき、海に入ったのですが
オコゼのような毒を持った水中生物に足を刺されて
びっくりするくらい、腫れあがったこともあります。
先輩が慌てて海に入ってくれて、病院へと連れて行ってくれた
ことを覚えています。島の診療所で診察を受け
志賀島まで行って何をしているんだか・・と思いましたw


企業スポーツで入社した1年めに、ひざの手術をしています。
左ひざがどうしようもなく痛み、針治療や、接骨院
いろいろ行かせてもらったのですが回復せず
スポーツ専門の、整形外科へ行きました。
整形外科へ行くと、たいていは手術ということになります。

今思えば、高校3年生国体後の秋に引退した後に
筋力も落ち、体重も増えて、そのままの体形で
企業でハードな練習をすれば、自分の弱いひざに痛みが出るのは当然です。
手術をして、1か月ほど練習を休んでリハビリをし、復帰しました。

高校と違って企業では、仕事としてバレーボールをしています。
そこには賃金が発生している。
怪我をすることによって、企業とそのチームに損益を与えます。
企業としては、怪我をした以上、治療して、回復させ、復帰させて
またチームの戦力となるよう働いてもらう、しかありません。

ひざの故障の原因として、私の場合
足の形がエックス脚ということがあります。
骨格上、ひざに負担がかかりやすい。
それに加えて、動きの癖、と両方あると思います。


練習をしているときも
手術をして、リハビリを兼ねたトレーニングをしていたときも
毎日、この痛みを誰か取って欲しい!と思っていました。
この痛みさえなくなれば、楽になれるのに。
なんで自分ばっかり、こんなに痛いのか。痛みの中、何をしているのか。
いつも、終わりの見えない痛みと闘っていました。


実業団4年めの夏頃に右ひざに激痛が走り、動けなくなりました。
診察を受け、ひざ軟骨の再生を促すための手術をしました。
手術後、リハビリを兼ねて1か月ほど病院に入院しました。
退院して、練習を見に体育館に行ったとき、ふらついたことを覚えています。

こんなにも怪我ばかりして、役に立たない同期を見て
仲間たちはどう思っていたんだろう、と今思います。
上の代はいたのかな?私たちの代が中心のチームでしたが
4年めだったから、下の代もいました。
上の代、同期、下の代、その中の自分の立ち位置。

十分に心と体に痛みを感じていたので、周りの反応を見る余裕がなかった。
ある意味、おめでたい人だと思いますw

引退を決めた年の、リーグの最後の最後まで、痛みとの闘いでした。
痛み止めの薬を飲んで、痛み止めの注射を打って、試合をしていました。
怪我ばかりして、迷惑をかけた会社に、仲間に
最後に、報いることが出来るようにと必死でした。


引退して、バレーボールはもうしないだろう、と考えていましたが
1年後くらいに先輩に誘われて、迷いながらバレーボールを触りました。
知っている人たちとバレーボールをすると、やっぱり楽しい。
ひざや腰の痛みと、再会してしまいましたが
バレーボールをする以上、もう痛みからは逃げることができないんだな。
バレーボールもまだ辞めない、痛みからも逃げることができない以上
痛みと、うまく付き合っていくしかないな、と思います。
でも、注射や痛み止めを飲んでまで、バレーボールをしたくない、とも思っています。


今、このひざの痛みに思うのは
痛みが出てしまってからでは遅い、です。
練習や、日頃の生活の中で、痛みがない時から十分にケアしていかないと
ひざでも腰でも、痛みが出てしまってからでは、遅いです。
なかなか治まってくれません。

痛みはいつも体の中に潜んでいて、いつ出てやろうかと狙っています。
私とともに痛みはあります。
どれくらい痛いか、私にしかわかりません。
誰かに代わってもらうこともできない、私だけの痛みです。
最近、ひざの調子が良かった私に、油断して、十分なケアを怠ったからだと
忠告しています。



10月、11月はママさんバレーの試合がびっくりするほど多く
それをどう乗り切るか、このひざで動くことが出来るのか
考えるとまぁまぁ憂鬱ではありますw

が、考えたところで仕方がありません。
自分の今できるケアをしっかりやって、調整していくことです。
少しでもいい状態で動くことができるよう、いやできますように・・。



結局のところ
最後は、神頼みですw

みなさまも、日頃からのケアを大切に。
元気にお過ごしください。








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