ママさんバレーの試合では、セット間に2分の時間が設けられています。
その間に監督は、メンバーの交代をしたり
戦略を立てメンバーに伝えたりします。
3セットめが始まる前
メンバーのひとりが言いました。
2セットめは、12点で一休みしてしまったから、次は止まらないようにしよう。
他のメンバーも
気を抜いてしまうのかな、次はそうならないようにしよう!
私は内心、おぉーと思いました。
そんな言葉掛けが、出てくるなんて。
ほんとに、強いチームみたいやんw
私は言いました。
相手も必死だから、点を取りに来るから。
こちらの少しの隙を、ついてくるのです。
連続で点を与えないことです。
リズムがあちらに行かないように、ひとつで切ることが、勝つためには大事です。
3セットめが始まりました。
出だしの、ポイントを取りました。
全国大会を経て、近畿大会を戦っていて、出だしの大切さも感じています。
相手のリズムが狂ってきたのか、最初のセットには見られなかった
コンビミス、アタックのミス、カットミスが出てきました。
セッターが、動揺しているのかもしれません。
どこにあげても決まらないようになってくると、強気のセッターは
ツー攻撃を仕掛けてきます。
ツー攻撃です。
ホールディングだな、と思いましたが、審判は取りませんでした。
セットの途中まで、こちらのペースだったように思います。
それでも、後半になるにつれて、点差が縮まってきました。
覚えているのは
こちら19点、滋賀17点だったでしょうか。
滋賀のサーブです。
緊張感の中、カットがセッターに入り、平行トスをレフトエースに託しました。
後ろから見ていて、きれぃなトスでしたよ。
レフトエースは、アタックをクロスに切りすぎて
打ったボールは、ネットを超えずに私の方へ飛んできました。
すごいところに打つやん。
まっすぐ相手コートに打ったらいいのにー、と笑いが出てきました。
19対18です。
何、この緊張感・・・
相手サーブです。
頼む!の気持ちで、ボールが飛んで行った方を見ました。
正直、誰が、どんな、カットを入れたのか、覚えていません。
少し、ネットから離れた場所から
レフトエースへと、まっすぐに、トスを上げるセッターの後姿は覚えています。
ひとつの迷いも、みえませんでした。
ブロックをぶち抜く気合で、レフトエースが決めました。
20対18。
こちらのサーブ。
そして、ボールが返ってきました。
最後の勝つためのポイント。
セッターはどこを使うのかな。
トスをあげる前の動きで、私にあげるんだな、とわかりました。
いいよ、来い。
すんなりあがってくるかと思われたトスが、セッターの手元で少し乱れ・・
あれは何だったのか。あげる直前で迷ったのか?
聞いてはいませんがw
それでも、こちらへあがってきました。
ネットから少し離れたトスが、ちゃんと伸びては来ていました。
相手のブロックもタイミングを狂わされたのか、揃っていません。
センターブロックの横を、ミート出来ていないアタックボールが抜けて
相手コートに落ちました。
勝った!!!
フリーの部A組、優勝です。
本当に、全国大会のリベンジを果たした気持ちです。
みんなで喜びを、爆発させました。
セッターは、最後の自分のトスに不満が残るようでしたがw
いいやん、それで相手のブロックが戸惑ってたからさ。
みんな、笑顔です。
近畿大会でも、全国で怪我をしたメンバーの替わりに
バックライトのレシーバーが、バックセミのフォワードに入りました。
バックライトには、今まで試合には出ていなかったメンバーが入りました。
メンバーがこうして替わっても、私は何の不安も感じていませんし
みんなも同じ気持ちじゃないか、と思います。
それぞれの場所で、それぞれの働きをすることが出来る。
チームがいい状態なのだ、とつくづく思います。
それは、私たちのチームメンバー、ひとりひとりが作り上げたものです。
いいチームだな、と思います。
同じ、中学校区内に
偶然、住んでいて
バレーボールをしようと
集まったメンバーです。
これからも、楽しく
バレーボールが出来たらね
最高です。
あ、そうだ!
今回の近畿大会、うれしい後日談がありました。
最後に対戦した滋賀県のチームから、私たちのチームのインスタグラムに
コメントをもらっていました。
近畿大会、優勝おめでとうございます。
全国大会2日間からの、数日後の近畿大会。
怪我をしたメンバーもいて。
ハードスケジュールの中、本当に計り知れない底力に圧倒されました。
来年、練習試合をお願いしたいです。
とありました。
うれしかったです。
ぜひぜひ、しましょう!
バレーボールを通じてみんなと繋がろう。
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