ここへ来て、まだオーバーパスですか!?
はい、そのご意見はごもっとも、です。
なのですが、教室をしていて、やっぱりオーバーパスだよなぁ
の状況でしたので
今回は再び!ということで、お伝えしたいと思いますw
前回の教室で、お伝えしたトスのあげ方。
その練習方法として、三角パスをあげていました。
今回、革バレー教室でやってみました。
三角パスは、その字の通りそれぞれが三角形に配置して、行うパスです。
コート全体を使ってする、三角パスもありますが、
教室では4メートルほど離れてやってみました。
もちろん、オーバーパスです。
正三角形を作ります。等間隔に立ちます。
練習の目的は
方向転換をし、目的の場所へボールをコントロールする。
左回りで行う場合は、自分の左側から飛んで来るボールに対して
右足を一歩前に出し、右手側、前方へいる相手へ、パスをする。
注意点です。
相手が立っている場所の、頭上ではなく
相手がパスを出す方向の少し前へ、パスを出す。
逆回りの場合は、右側から飛んで来るボールに対して
左足を一歩前に出し、左手側、前方にいる相手へ、パスをします。
みなさんの練習している様子を見ていると、キャーキャー楽しそうですw
前方から飛んできて前方へ返す、いつものパスと違って
少しの方向転換をして、違う場所へパスをする。
というだけで、こんなに楽しそう。
そして、最初の定位置である、正三角形はどこへいった?
というくらい、場所移動していますw
コート全体を使って、三角パスをするときや
ランニングパスをするときなど、移動する練習では
定位置に立つ。ことが、大切になってきます。
移動をしていくうちに
最初の定位置がどこだか、わからなくなってしまっています。
前へ出過ぎたり、逆に下がりすぎたり。
ボールコントロールが、正確にできていなくても
定位置を見失うことなく、自分がパスを受ける時、には
その場所にいてあげることで
パスをする人が、目標へとパスをする練習になります。
三角パスの成果があったかどうか、はわかりませんが
最後のゲームでは、それぞれがセッターに入った時
相手コートにボールが入ったりの
トスミスが、少なかったような気がします。
みなさん、飲み込みは早い!本当ですw
さて、年明け1回目の教室では、ひとりの参加だった中学生教室です。
2回目の今回は、なんと5人の中学生が来てくれました。
本当にうれしかったです。
ありがとうございます!
中学生には、攻撃面でも、伝えたいことがたくさんあるのですが
今回は、オーバーパス、に絞ってお伝えしたいと思います。
コートに2人入り、ひとりがレシーブ。
レシーブをしていないひとりが、2段トスをあげる。
練習をしていました。
オーバーパスだけの練習を、じっくり見ることができなかったので
2段トスをする様子を見ていたのですが
どうも、オーバーパスが飛ばない。ですね。
セッターの練習をしている子、でも、2段トスが大きくあがらない。
子供たちにとって、オーバーパスで遠方へ飛ばす。
ことは難しいことなのだな、ということがわかります。
オーバーパスの手の形、がきれいにできている子でも
ボールが飛ばない、ということは
体の使い方、が上手くできていない。のだな、と思います。
体をどう使えば
遠方へとオーバーパスで、飛ばすことができるのでしょうか?
ボールを捉える位置は
おでこであることは、必須です。
そして、前傾姿勢であること。
右足を軸足に、小さく一歩前へ出し、右足ひざ上に肩の位置が
来るくらい、前へ傾けます。
ボールを捉えるとき、ひじ、腰、ひざ、足首が曲がっていますね。
足裏は、両足つま先は床についています。
そこから、ボールを飛ばすとき、
イメージしてみましょう。
前傾姿勢のまま、足裏は床を蹴る。
足首、ひざ、腰、ひじ、体全体は、ボールを飛ばしたい方向へ
一緒に伸ばしていきます。
要は、床を蹴る力と、体の関節を伸ばす力を使って
遠方へとボールを飛ばす。ということです。
体の力を上手く使えないと、遠方へとボールを飛ばすことができないでしょう。
腕の力だけでは、中学生では難しいかな、と思います。
では、どんな練習をすれば、遠方へ飛ばすことができるのか?
ですが
まずは直上パスから、してみてはどうでしょうか。
直上パスの時から、ひざを使ってパスをすることが大事です。
手、だけでパスをしないこと。
自分の頭上へ、直上パスをする。
なるべく同じ場所で、移動しないということは
ボールコントロールできている、ということです。
それをある程度、こなした後
ワンバウンドした、勢いが緩いボールで
自分の頭上へ、高く、高く、高く、あげる練習です。
床を蹴る力、関節の力、を使わないと、自分の頭上へも
高く上げることはできないのではないか。
次回の練習でしてみたいと、楽しみです。
頭上へ高くあげたのち
次もワンバウンドのボールで、前方へとなるべく高く、
山なりのボールを、飛ばす練習をしてみましょう。
オーバーパスの形をしっかり作ること。
形ができていたなら
体の使い方、を習得することで、遠方へ飛ばすことはできる
と私は思います。
まだ中学生です。
バレーボールがうまくなりたい。
という気持ちが、出発点です。
保護者の方も中学生も、忙しい中、来てくれる。
私にできることは何でもしたい。
お伝えできることは、全てしたい。
バレーボールのことでは
しんどい時も
悩んでいることも
一緒に解決できたら、いいな
ありがとう
さぁ、今日も頑張っていこう。
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