同級生って

日本では
同じ年の生まれた人と過ごす日々は、保育園へ行っていたなら
保育園のときから始まっています。
幼稚園、小学校、中学校、まで、義務教育ですね。

高校へ進学したとしたら、高校。
大学へ進学したなら、大学まで。
日本では、4月2日生まれから、次の年の4月1日生まれ。
までが一応の同じ歳、同級生です。
4月1日は、どちらでも選べるみたいです。
下の学年に入っても、上の学年に入っても。
上の学年に入ったなら
その同級生の間なら、最後に誕生日が来る人、になります。

私たちが生まれたときから既にある、その制度。
学生の時も、会社に入っても、深く考えることはありませんでした。
企業も学校と同じように、年度で区切られている、ことに気がついたくらいです。

このコロナで、学校に行けなかった期間が長引き、授業が遅れて進めてない。
さぁどうするか?
となったときに、9月はじまりの案も出ましたが
そうなると国全体で変えないといけない
会社はどうするんだ?ということになり
結局そのままだったことは、記憶に新しいと思います。

同級生に囲まれて過ごす日々は、学生の時だけです。
社会に出れば、同期入社というのもありますが、大学卒か高校卒かで
年齢が違いますからね。
同じ時期に入社した人たち、が同期入社です。

学校って、同じ学年は、同じ歳同士の集まり、なんですよね。
当たり前なのですが。
小学校低学年の、無邪気な時期ならまだしも
学年が上がってきて思春期に入り
考えることも、悩んでいることも増えてきた時期に
同じような時期を迎えた子供たちが、同じ教室で一緒に過ごす。

よくよく考えると、ちょっと怖い・・・。

中学校の役員をしていた時に、講演会に行かせてもらいました。
レモンさん、ご存じですか?
山本シュウさん、という大阪府門真市出身の、ラジオDJの方です。
we are しんせき♪がキャッチフレーズの楽しい方です。

中学生を抱える親のための、講演会なので
思春期、反抗期を迎えた子供たちは・・みたいな内容だったと思います。
その中で
中学生の心の中は、みな嵐だ!
今日は仲良かった友達から、明日は知らんふりされてしまう。
というような、話をされていて
あぁなるほどな~と
妙に納得したことを、よく覚えています。

自分の子供たちで考えたときに
上の子は、人との付き合いを広く持つ方ではなく
同級生と何かあった、という話は、今までなかったと思います。
私が知らないだけ、なのかもしれません。
が、ひとりでも大丈夫。むしろその方が気が楽、というタイプ。
親の方が、ひとりって寂しいやん、と少し心配になるくらいです。

下の子は、その逆で
小学校のときから、同級生のお母さんから
こんなんされたけど、みたいなクレームもあったり
先生から、お友達の笛を畑に捨てたんです!って電話がかかってきたり。

クレームがあった同級生のお母さんには、ごめんねーと謝りますが
子供同士で解決させればいいやん、って思っていました。
よっぽどのことじゃない限り、親は入らなくていいのではないか、と。

笛は、畑に捨てたらダメ、やね。
それは、人として、してはいけないこと!と諭しました。

本人からも、この子にこんなんされた、あんなん言うんやで
の報告もよくありましたよ。
私は、いつも話半分で聞いていました。
子供は、自分の都合のいいように話をするでしょうし
うちの子も、なかなかふてこい、ですからねw
女子の世界は、いろいろあるでしょう。
なんせみんな、心の中が嵐、だから、仕方のないことです。
自分の子、だけでなく、他の子も同じですよね。

今まで、同じ地域だけだった同級生が
高校に入り、県内に広がりました。
からの、初めての寮生活です。
学校と、バレーボールの毎日、に加えて、先輩からの圧力。

それは、大変だと思います。
いろいろとあるようですが、それが同級生の話なら
仕方ないよね~・・・で終わり。
だって、まだ17年くらいしか生きてきていない。
その他のことなら、世の中そんなもんだよね~、になる。


何の解決にもなっていないw
同級生と過ごせる日々は、今だけです。
社会に出れば、周りに同級生なんてほぼいない。
違う年代、年齢の人の中で生きていく。

いじめのような、深刻な問題であれば、大人が介入しないといけないでしょう。

それ以外は、自分の頭でどうしたらいいかを考えて
どんな心の持ち方で乗り越えていくか、です。
それは、同級生に限らず、ですね。
人間関係は、同じことが言えるのではないか、と思っています。


私ですか?
私は多分、鈍感な人間じゃないでしょうか。

中学校でバレーボールを始めて、バレー部には同級生が最初は50人近くいました。
引退する頃には、24人くらいだったと思います。
みなライバルだった、というよりは
自分がバレーボールをはじめて
簡単にできないことが面白くて、早く上手くなりたい、と思っていました。

同級生のいざこざがあったのか、なかったのか、よく覚えていません。
先生の車に乗って、みんなで大分や熊本や、遠征に行くのが楽しかった。
バレーを始めたばかりの頃、言われたくなかったことを
同級生に言われたことを、ひとつだけ、鮮明に覚えています。
それも、言われたときは、ぼんやりしていて
後から考えると
結構ひどいこと言われてるやん、と密かに傷ついたくらいです。

人間関係は、鈍感なくらいがちょうどいい、んじゃないかと思います。
あの人がどうの、こうの
あれと、これができていない。
どうでもいいことです、私にとっては。
完璧な人間なんていませんから。
それを助け合うために、一緒にいるんじゃないの。
それに、もういい大人ですからね。

同級生でも、そうでなくても
男でも、女でも
今、関わりのある人とは
平和で、友好な間柄でいたい。

いつもご機嫌さん、でいられるように。














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