バレーボール教室~中学生8月

8月に入りました。
厳しい暑さが続いていますね。
勤務先の体育館も換気のため、出入り口を大きく開放しています。
冷房が全く効かない・・
扇風機を回してはいますが、ぬる~い風が来るだけです。
無いよりはいい、もちろん。
もうすぐ、暦の上では立秋に入ります。
少しは涼しくなってくれぃーと願うばかりですw

さて、8月のバレーボール教室です。
中学生は、8人の子供たちが来てくれました。
今回は、スイングのことにスポットを当てお話ししたいと思います。

バレーボールを中学校から始めた1年生の男子2人です。
スイングに少し、手こずっているようです。
ひとりは、野球をしていたこともあり、ボール投げから通じているスイングは
少しの癖はあるものの比較的スムーズに、できてはいます。


ひとりは、水泳からのバレーボール。
3種類あるスイングでしたね。
①、ストレートアーム
②、ボウアンドアロー
③、サーキュラーアーム


それぞれ、自分に合ったスイングを身につければいいと思いますが
どのスイングも、ボールを叩く瞬間は
腕を上から振り下ろし、ボールに力を加えています。
そうしないと、ボールを下方向へ叩きつけることができず
力も加えることができませんね。

彼は、ボールを持たずスイングをすると
上から腕を、振り下ろすことができる。
ボールを持ち、自分で床への打ちつけもできる。
ですが、ボールが前方向からあがってくる
そのボールをスイングからミートする。
と、腕を振上げることができず
低い位置から、横にボールを叩くようになってしまう。

ボールは、体の動きと力の加え方に忠実に、飛んでいきます。
低い位置から横にボールをスイングすると、ボールは床と平行に
飛んでいく。横殴りのようになっているからです。

どうしたらいいのでしょうか?

ボールがない状態で、まずはスイングの形を身につけることです。
どのスイングの形でもいい。
ボールがあるときに、上からボールを叩けるように
ボールがない状態で、形づくりをする。
体にスイングの形を覚え込ませること、です。

え、地味って?
地味ですがw
スイングの形を身につけないと、ボールをいつも同じように
ミートして打つことができず
あれ?手に当たらない。
ボールを打つことができない。
となると、何より面白くない!じゃないですか?

毎日の部活の中で、ボールを打つ前に
100回シャドーでスイングの練習をしてごらん!と
伝えましたが、さぁやるかな?
毎日100回する。それを続ける。
夏が終わる頃には、自分のスイングが身についているんじゃないかな
と、私は思うのですが。
やるか、やらないか、は彼次第ですw

スイングが身について、それからボールを持ちミートへ。
ボールが手に当たるようになったら
壁への打ちつけの練習をしてもいいですね。
連続で壁打ちをするのも、とてもいい練習です。

ミートをして、自分の打ちたいところへ打つ。
そこから助走へと進む。そして、攻撃へ。
助走からのジャンプ、空中でのスイング。
肩関節を伸ばし、体を乗せて、高いところで打つ。


スイングから、サーブへもつながっている。

中学生1年男子2人とも、運動神経も良く
ボールセンスもあるな、と見ていて思います。
そのセンスで、バレーボール技術の全てが、ある程度できてしまう。


ですが、自分の意思を持って、こうしたい、こうする。
の、ボールコントロール。
例えば、チャンスボールをセッターへ持っていく、とか。
ここへ打ちたい、のミートとか。
アンダーパスの、ボールを運ぶ、体の動きと力の入れるところと
抜くところ、など。
バレーボールの細かいところは、基礎を身につける必要がある。
基礎を身につけるには、ある程度の時間を要する。

いつも教室に来ると
バレーボールを2人で、とても楽しそうにしていますね。
しているからこそ、その心を持ったまま
面白くないであろう基礎練習を地味にして欲しいな、と私は思います。
基礎の動きを身につける、そこへもともとある運動能力とセンス。
バレーボールがめちゃくちゃ面白くなるんじゃない?

楽しみしかありませんw

バレーボールってやっぱり簡単じゃないんだな、と
教室で、子供たちと一緒にバレーボールをしていて感じます。
でも、簡単にいかないからこそ、やりがいがある、とも言える


バレーボールへのとっかかりは、楽しそう!
できそう、できた!だったかも。
だけど、やっていくうちに
お、簡単にはいかないな、ということがわかる。
最初の壁にぶち当たる。
そこからが、本当のスタートじゃないか、と私は思う。


さ、一緒に楽しんで、がんばっていこう。



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