て、勝手にシリーズ化していますがw
前回は中学生教室~8月、でスイングのことをお伝えしました。
スイングから続く、今回はミート+体のリズムのこと。
よかったら、おつき合いください。
教室に来てくれている、中2の女子です。
彼女は、対人レシーブでのミートする時
前に構えている相手に向かって、ボールをミートして打つ
に、手こずっているようですね。
対人している様子を見ていると、できているときもある。
できていないとき、どうなっているのでしょうか?
落ちてくるボールにタイミングを合わせ
打とうとしていますが
腕と手、だけで打とうとしているため、ボールに力が乗らず
腹筋や背筋など、体の力も使うことができていません。
相手にきちんと打たないと、と思うあまり
体の動きが、小さくなってしまっていますね。
前からトスとしてあがってくるボールに
スイングの構え、から、腕を振上げる。
体をやや反り、自分のスイングの形の中で、落ちてくるボールに合わせて
ミートする。相手の構えている範囲に打つ。
練習する様子を見ていると、ボールの床への打ちつけなど
はパシーンと、上からボールを叩くことができています。
打ちつけられたボールも、床にバウンドし、大きく跳ね返っていますね。
スイングの形は、できていると思います。
前からあがってくるボールを、前に構えている相手に打つとき
ただ、打つだけではない、体のリズムが必要になります。
そして、もうひとつ。
前にいる相手に向かって、下半身から上半身
腕の振り、手のひらの向き、まで、ボールを打つ瞬間には
まっすぐに体の向きを揃えて、体の力を加えることです。
人には骨格や、筋肉のつき方で、動きの癖、があります。
自分では、まっすぐに力を加えているつもりでも
手のひらが打つ瞬間に返っていたり
腕の振りが、外側や内側に流れていたりします。
前回でもお伝えしましたが
ボールは体の動きと、力を加える方向に忠実に飛んでいきます。
中2女子の場合、ボールに手が当たっていない。
ボールに力を加えることができていない。
だったので、腕の振上げから、ひじを引いて、ボールにミートする時
背中の力を使い、打つときに、ボールにまっすぐに力を加えてごらん。
正面に構えている相手に向かって、まっすぐに打つ。
自分の前には一本のラインがあり、そのラインに力を乗せるイメージで。
とアドバイスしました。
そうすると、少しずつですが、ボールに手が当たるように
なっていましたよ。
中学生なので、まだ体幹の力が十分でない、というのもミートできない
ひとつの要因かと思います。
ですが、まだ中学生です。
筋力は体を成長させてから、でいい、と私は考えています。
あとは、自分のこうしたほうがいい、を意識する。
練習できるときに、数をこなす。
そうすれば、できるようになるでしょう。
楽しみですね。
最初に述べた、体のリズム、についてですが
日頃、私が考えていること、になります。
何かを読んだり、科学的根拠はありませんw
バレーボールにおいて、全ての技術を行うとき
例えば、オーバーパス、アンダーパス、など全てのプレーで
自分から、自分が持っていきたい目的地に向かって、ボールに力を加えていますね。
自分がボールを触る、とわかったとき、力を加える前から
自分の脳と、体の動きははじまっています。
その時から、体には力の波、ウェーブが起こっていて
力を発揮する体の前面の前に、背面から力が加わりはじめている。
そして、ボールをどこかの目的地に運ぶとき
背面からのパワーを前面に伝え、ボールに力が加わる。
それが、リズム、なのではないか、と思う。
いや、わからーん!!
ですよねw
私も上手く説明ができない、のですが
教室に来てくれていた、中2男子にも伝えたのですが
目的地、を点として捉えて、ボールがそこへ行けばいい、のではなく
そこまでの、ボールの軌道、線が大切なんだ、ということ。
そして、その軌道に関わるボールの動きは
体のリズムと関わりがある、んだろうと考えています。
今度は、急に軌道の話がでてきたよー。
ますますわからんw
ボールの軌道に関わることは、また別の機会にお伝えしたいと思います。
何はともあれ、中学生とバレーボールをすることは
私にとって考えを深める、とてもいい勉強になります。
ボールの飛んでいき方で、どうしてこうなるのかな。
と考え、その答えを探す。
それを彼ら、彼女らにどう伝えたらいいのかな、と考える。
伝えたら、すぐにできてしまったりもする。
でも、まだ身にはついていないからね。
面白いよ、中学生。
もちろん、小学生も。
自分の今ある、バレーボールの知識と、技術は、全て伝えたい。
バレーボールをする全ての子供たちが、バレーボールは楽しい。
と思ってもらえたら、なおいい。
次回の教室は、8月10日です。
また、元気にお会いしましょう。
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