2月に入りましたね。
朝は寒く、車のフロントガラスはカッチーンと氷を張っています。
庭に置いてある、メダカの桶表面は日中も凍ったままです。
中のメダカは大丈夫なのかしら??とちょっと心配ですが。
さて、今回は、スポーツ庁が推進している中学校の部活動地域移行への
その後、ですが、1月31日の神戸新聞にその後の情報が掲載されていました。
それを元に、自分の考えをまとめるべく、お伝えしたいと思います。
え、まとまってないんかい!
いや、なかなか一筋縄ではいかない問題だな、と
今までの経緯を見ても思っています。
皆さんも、お時間あれば一緒に考えていただければ・・w
2022年6月にスポーツ庁が提言した、部活動地域移行、です。
段階的な地域移行の取組み開始は、2023年度で期間は3年。
主な目的は、教員の負担軽減、そして少子化による子供たちの減少で
部活動が成り立たない地域もあり、地域に移行することにより
複数の中学校で集まることができる。
主な受け皿は、地域のスポーツクラブや、民間団体、スポーツ少年団、など。
指導者については、今まで通りの教員に加えて、外部の部活動指導員が行う。
それは運動部、だけでなく、文化部についても同じ、です。
2022年度末になろうとしている現在は、その段階でした。
新聞に掲載されていたのは、中体連は、中学校総体と新人戦の近畿
全国大会につながる大会への参加を、地域クラブも認める。
という内容です。
学校の部活動と、地域クラブ、どちらも参加している子供については
年間を通じ、どちらで大会に参加するか選ぶ。
地域クラブ所属は、県内に限る。
これを読んで思ったのは
多くの課題を残したまま発進するのだな、ということです。
2023年から3年間が移行期間、ということで、その過渡期になる子供たちは
何も決まらないまま、あっち行き、こっち行き、させられることに
なることが予想できます。
そもそも、地域に中学校のスポーツクラブは、ほぼ存在していないのでは
ないか、と思います。
バレーボールで考えてみると
在住している加古川市で、中学校のクラブチームは
最近、ひとつ発足しているか、というところです。
明石市、播磨町、姫路市、はいくつか存在しています。
地域移行で、考えられている主な懸念、としては
①親と子の負担が増える(費用、送迎などの時間)
②指導者の人材確保(子供を安心して預けることができる人材)
③さまざまな格差が生まれる
①、通学している学校で活動が行われていたら、まだいい。
そうでない場合、活動場所までの送迎がある。
今は、両親ともに働いている家庭も多く、送迎をどうするか
また、指導者への指導料、保険への加入などはどうするか
も考えなくてはならず、親の負担が増えます。
学校の部活動、の括りでするのであれば、外部指導者への費用負担等は
教育委員会、等行政負担、にしなくてはならない、と思います。
中学校は義務教育であるからです。
異次元の少子化対策の一環として、部活動にかかる費用負担を入れて欲しいところです。
②、人材確保、については、何かしらの資格を設け
研修等の受講、資格確保を義務付けることが望ましい、とありますね。
高校、大学、実業団等でスポーツをしてきた者、についても
技術的には本人はできるでしょうが、それを指導する、になると
また、違う。
成長期の体のこと、メンタル面、栄養等、多くを学ぶことは
指導する側にも求められること、である。
③、親の負担がふえることで、今までのように
気軽に、部活動を選べないようになると思われます。
子供の生活は、親の状況に深く結びついており、その傾向がより表れる。
その状況によって、できる、できないの二分化するのではないでしょうか。
中学生と親、もそうですし
受け皿となる地域クラブ等、と学校でも、集まるメンバーにより
格差が生まれることが予想されます。
地域クラブは選んで行ける(メンバーが集まりやすい)
学校の通学区域は選べない(居住する地域へ通学する)
外部指導、学校外での活動、となっていくことで
教育の一環として、学校が担う部活動の括り、から
外れていくことになるでしょう。もはや、学校は目が届かない。
かたや、学校で活動しているところもありでは、何とも中途半端ではないか?
中体連では、それを一緒くたに大会参加を認める。
段階的な移行期間が今年度から、ということを思えば
地域クラブの大会参加、は、時期尚早な気がしています。
或いは、スポーツ庁は最初から中学校の部活動は、教育の一環から外し
外部へ委託することによって、完全に地域に移行する。
ことがしたいのかもしれません。
そうでもしないと、教員の負担は減らないでしょうし、少子化による
部活動の激減、への対策にはならない。
だったら、もっと財源確保と、その仕組みをしっかり考えて欲しい。
今回の地域移行で、いちばん負担が増えていくのは
未来の希望である子供たちであり
それを育て、支える親、であるような気がしてなりません。
これから3年間で、どう変わっていくのか。
ずっと見ていきたい、と思いますし、どうしたらいいのか
考えていきたい、と思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
晴れ間がみえてきました。
暖かくなるといいな。
2月も元気に、頑張っていきましょう♪
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