何から始める?

初めてのバレーボール、さて、どんなことから始めたらいいのでしょう?

私が最初にして欲しいことは、ボールを投げる動作からです。

え?そんなこと?と思われるかもしれませんが、バレーボールの
アタック、サーブにおいて、投げる動作、というのは基本になります。

そして、最初に身につけておくと、アタックや、サーブの練習を
始めたときに、スムーズに腕をスイング出来るようになるのです。

ボールが大きすぎて、手に入らない場合は、軟式テニスの
ボールでもよいかもしれません。

余談ですが、軟式テニスのボールは、握力をつけるにも役立ちます。
中学生くらいになったら、ぎゅっと握って一人でトレーニングが出来ます。

握力は、全身筋力のバロメーターとも言われ、握力の強さで、全身の
筋力をおおよそ図ることが出来ます。

さて、投げ方です。
ボールを利き手に持ち、肘を後ろに引きます。
持っていない方の手を前に、同じ方の足を、前へ一歩出します。
肩も前へ出ます。腰も同じです。半身のような状態です。
そこから、持ってないその手を、引きながら下ろし、お腹で止める。
お腹も締める。
体を回転しながら、ボールを前方に、目標に向かって投げる練習です。

言葉の説明で分かりにくかったら、野球のピッチャーでなく
守りの選手の、投げ方を見て、真似るのもいいと思います。

ピッチャーは、大きく前足を出し投げています。
そこまでは、体制を落とさなくてよいからです。

ポイントは、
・肘を後ろに引いたときに、肘を下げない。
・弓を引くように胸を張る。
・腕だけで投げるのではなく、体の回転を使う
(肩、腰の回転)
・体の回転を使うが、ボールを離した時にブラーンとならない。
(投げていない方の手と、お腹に力をぐっと入れる)

ボールを投げる動作というのは、単純なようで、全身を使います。
使った方が、より遠くへ飛ぶ。
ということは、力が出るということ。
力が出るということは、体を使えているということ。

私は中学一年の時からバレーボールを始めました。

小学校の時は、近所の友達と、毎日毎日、草野球、かくれんぼ
鬼ごっこ、ドッジボール他、遊びに明け暮れていました。
特にドッジボールが得意で、地区の大会で優勝して、その上の
大きな大会へ進めるほどでした。
左側の狙う子の方を見ながら、油断している右側の子に当てる
なんていう技もこなしていました。
今思えば、ボールを投げる動作を、そこで習得出来ていたように思います。

中学校でバレーボールを始めて、
最初は、全ての基礎練習を、時間をかけて教え込まれました。
アタックの助走も、ひたすら空ジャンプの練習ばかりでした。
助走をマスターし、初めて、アタックを打った時
さほど苦労することなく、打てるようになった気がします。

まずは、投げる動作をマスターしましょう。

と同時に、投げられたボールを受けるときには
必ずボールの真ん中、正面で受ける練習もしましょう。

投げたい方へ、遠くまで、ボールが飛ばせるようになると
力強いアタックへも繋がっていきますよ。

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