春高2021 ~県予選 ②

苦しい中、チームを立て直し勝ち取ったベスト8です。
次は、ベスト4をかけて戦います。
子供たちの顔を、久しぶりに見ることができました。
3日めの大会、疲れた様子もなく、いい顔をしているな、と思いました。
今日はやってやるぞ!の気持ち。
早く会場で直接、応援したいな、と心から思います。
子供たちもみんな、そして親もみんな、同じ気持ちではないかと思います。

さぁ、試合です。
相手は、インターハイ県予選2位の強豪です。
3年生は残っているのか、多分残っているのでしょうね。

1セットめ。
いつもはあまり良くない出足が、今日は違いました。
足もよく動いています。
お、と思いました。
マスクをしていない子供たちの顔が、何より輝いています。

レフト両エースが、腕を大きく振って、思い切り打つことができています。
いいコースに、力いっぱい、ブロックをぶち抜いて。
そう!その打ち方をして欲しい。できるのだから!
その積み重ねが、エースへの信頼につながります。
うれしいなぁ、ほんとうに。


センター陣も、相手の早いトスについていこうと
必死に走って、ブロックを跳んで、下がって、思い切り跳んで、速攻に入る。
こぼれ球をあげる、サーブをねらって、思い切り打つ。
頑張っているなーと胸が熱くなります。

レシーブも諦めません。
ボールに食らいつく、少しでもあげよう、と手を伸ばす。
気持ちが落ち着いているのか、サーブカットも安定しています。

相手ライトからのアタックが、レフトブロック左手、ワンタッチしました。
大きく左外へ、ボールが飛ばされました。
リベロが、それを読んで、いち早く走り、ボールに追いつきました。
あがりました、つなげるところへ。
画面外に行ってしまったのが悔しい!!
どんな形で腕を出して、レシーブできたのか、見たかった!
よく足が動いています。
ボール、全部とんで来い!の気持ちが伝わってきます。

いつもはマイペースのライトです。
今日はひと味違います。
気を抜くことなく、フォワードでのレシーブもあげています。
サーブカットも頑張る。
アタックも思い切り!腕を振りきることができています。
できる子なのです。

司令塔である、セッターです。
動きのいいアタッカー陣、めったにないことですw
どこを使おうか、ワクワクしているのではないか。
腕を振り切って打つ
打ったボールがネットにもあたることなく、遅れてもいない。
そのアタッカーが、打ちやすいトスが上がっているのです。
いつも、それをすることです。

セッターはチームの要、となる選手です。
トスをどこに上げるか、で試合の勝敗のいかんを、握っているのです。

いいセッターとは、どんなセッターのことをいうのでしょう?
私が考えるいいセッターとは、
それぞれのアタッカーを、生かすことができるセッターです。
どれだけ、速いトスで相手ブロッカーを振ることができても
自分のチームのアタッカーが打ち切れていなければ
それはいいトスとはいえません。

このアタッカーは、どんなトスが好きなんだろう?
速いトスなのか、ゆっくりのトスなのか、短めがいいのか、伸ばすのか。
どの打点で打つと、一番力が入るのか?

アタッカーがここ!というところに、トスをあげることができる。
あげてあげる。
だから、思い切り打っていいよ。
そんなメンタルも大切ではないかな。
それが、技術も、心も、いいセッターではないか、と思います。

いろいろなアタッカーがいます。
だから、それぞれのアタッカーの特性を捉えないといけない。
考えないといけない。

難しいこと、だとは思います。
でも、できるし、やって欲しい。
その力もセンスもあります。

ベスト4をかけた試合。
ひとつ残念だったのは、センター攻撃が極端に少なかったことです。
全員バレーをしないといけないチームです。
常、日頃から、エースだけに頼らず、センターも攻撃に参加することです。
速攻に入れないカットが入った時、
直上や2段トスをセンターが打っていけばいい、と思います。

最後は相手の力に振切られて、負けました。
それでも、何かを掴むことができたのではないでしょうか。
自分たちもやればできる!と自信になったのではないかと思います。
自信を持っていい。
少しずつ進んでいけたらいい。

そして
もっと何かできたはずだと、次につながる何かを見つける。
考える、素直な心で。
素直な心で、見つめる。
そんな人だけが伸びていくことができる。

いつも、応援していますよ。

















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