お客様は神様です・・か?

公共施設で受付をしている、私の友人の話、です。
ほんと、ですw
自分の話だったら、自分の話としてお伝えしますw

私も、体育館のフロントで、受付業務をしています。
日頃は、表と裏の入り口から入ってきたお客様を見て
気持ちのいい挨拶を、と心がけています。

入ってきたお客様を、よく見ています。
体育館利用の、お客様なのか
ジムの、お客様なのか
教室に来られた、お客様なのか
はたまた、散歩にふらっと訪れたお客様なのか。

友人は、施設に入ってこられたお客様の団体に挨拶をし
見ていると、ちょっと様子がおかしい。と感じたそうです。
初めて見る団体である。
その中の代表のような人が、行ったり来たりしている。

体育館も、その施設もオープンな受付です。
コロナで、フロント受付の前に、透明アクリル板が設置され、
透明シートで覆われた部分も、一部あります。
接客するとき、お客様の声は、大変、聞き取りにくくなりましたが
正直、少し丸腰でなくなった感があって、ほっとしています。

誰でも、どんな人でも入ってこれる公共施設です。
こないで!という、さすまた、防犯用防御棒、はありますが
何か危険なものには、到底かなわないだろう、と思います。
今まで、危険な目にはあったことはありませんが、危機感はいつもあります。

あ、友人が危険な目にあった、という話ではありません。
念のためw

友人の話の続きです。
動きの少し変だった、代表の人が、フロントに充電させて欲しいと
言ってこられたそうです。
それは、お断りしてよい決まりなので、丁重にお断りしました。
普通だったら、諦める、と思いますが
なおも、充電させて欲しいと言ってこられたので
同じようにお断りした、ということでした。

そこで、あちらは引き下がりましたが、様子を見ていると
受付から離れた場所で、充電されていたそうです。

受付から離れた場所であること、その人の目的は果たせた。
と思ったので、何も言わなかったそうです。

私も、その対応でいいんじゃないか、と思いました。

その後です。
充電もして、目的も果たせたはずの代表らしき人から
事務所に、受付の態度が悪い。とクレームの電話があったそうです。
電話を受けた上の人が、受付に謝らせます。
と伝え、電話を切りました。

はい??
自分の身内である、受付には話も聞かないで、ですか。
実際、友人と一緒に対応した社員の人は
丁寧な対応で、何の落ち度もない。
と上の人に伝えたそうです。

友人は、めずらしく憤慨した様子でした。
上の人には、謝りません。と伝えて、帰ってきたそうですが。

私も体育館に勤めて、15年めです。
過去、受付で大声で叱責されたことも、あります。
名札で見た名前を、大声で叫ばれて、のお前ー、だの
そっちが怒らせた、だの。
まぁまぁなトーンで、ながながと言われました。
他の体育館の予定を調べろ、と言われて、私がお断りしたら
急に怒鳴りだして。
いや、それは私たちの仕事じゃないから。
他の体育館の予定は、ご自分でお調べください。ですから。

ちょうどその時、後ろにマネージャーと、その上の人が見ていて
私が調べない、言い返している、謝らない。
から、慌てて出てきて、もういいから、と後ろに引っ込められて
代わりに、対応をしてくれました。
さすがに、当時のマネージャーには申し訳ないな。と思いましたが
心の中で、調べなくていいのでは、とまだ強情にも考えていました。

お客様は神様ですか?
と本当に、思います。ずっと思っています。
そもそも、体育館利用の人でも、ジム利用の人でもない人は
お客さんなのか、な。

私の対応の何かに、腹が立って仕方なかった、のでしょう。
大声を出して、喚いたら、普通は言いなりになるんでしょう。
こちらが丁寧に対応しても、対応が悪い、謝れ!と言われたら
上の人は、謝らせる。って言わないといけないのでしょう。

謝りたくない、わけではありません。
例えば、他のスタッフに不手際があったとき、
私は申し訳ありません。と謝ります。
自分の子供が、他のことで迷惑をかけたら、躊躇なく謝ります。

最終的には
不快な思いをさせたことについて、その方には謝りました。
私の態度に、問題があったのかもしれません。
私の頭を下げて、気が済むのなら、いくらでも謝れます。
仕事ってそんなもの、と言ってしまえば
そうだ、と思います。

でも、お客様は神様、ではありません。
ここに来れば、お客さんでも
別のところでは
自分がスタッフになっている場合だってあるでしょう。

外に出れば、対応の悪いコンビニのスタッフや
目を疑う態度の、ファストフードのスタッフと出会うこともあります。
腹は立ちます、その時ではなく、じわじわと後からw
私は二度とそのお店には行かない、というだけです。

スタッフとお客さん、である前に、人と人とのつながりではないでしょうか。

コロナで、いまだ閉塞感の中でのストレスもあるのでしょう。
感染者が減ったとはいえ、マスクは当分外せそうにありません。
でも、みんな同じ状況ではないでしょうか。
あなただけでは、ありませんよ。
こんな中でも、どう生きるか。どう、生きていくか。
そして、毎日の生活の中で
人と人との間で、どう過ごしていくのか。

仕事を辞めてもいい、とまで言うので
心配していた友人ですが
聞いてみると
解決した。とのことで
やれやれ・・とほっと胸をなでおろしました。

よかった。
辞めるのは最終手段でも、遅くない。
同い年の、大切な友人です。
人生は、まだまだこれから。
背中をぽんぽん、大丈夫!
と、お互いに励まし合いながら
これからも楽しく、生きていこう。









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