男子日本代表フランス戦は
メンバーを総入れ替えしての試合でしたね。
会場の観客も、テレビ観戦も、石川選手や西田選手のプレーを
楽しみに観ているであろうこと、を想定すると
メンバーを総入れ替えして、試合をしてしまう
フィリップ監督は、すごい人です。
そして、相手は東京オリンピックの金メダルチームのフランス。
試合をしたかっただろうな、とも思いますがw
焦点をあくまでも、2024パリオリンピック
に置いているのだろう、とも思います。
昨日、腰から落下した高橋選手を休ませるため?
他の選手も連日の試合で、疲労が溜まっているでしょう。
そして何より、いつもは試合に出ていない選手も
日本に帰れば、チームの中心選手たちですから。
日頃の練習は、試合に出ている選手と一緒にしているとはいえ
実践で国際試合をできるか、できないか
そこには、大きな差が出てきてしまいます。
金メダルチームと、試合ができる。
選手たちにとって、大きな喜びだろうと思います。
試合を観ていました。
フランスは、ブロックからのレシーブがとてもいいですね。
フェイントボールや、ブロックワンタッチボールに反応し
ボールがよく上がる。
サーブレシーブがセッターに返れば、ほぼミドルから攻めてくる。
ブロックがあっても関係なし、です。
上から、たたき込まれる。
バックアタックも、ミドルとの時間差のように入ってくる。
バックライトと、バックセンターの間にアタックが
突き刺さる。
サーブミスが多いように思いましたが、やはり強いです。
対する日本です。
フランス相手に、攻撃もレシーブも、互角に戦っています。
ブロックも、ポイントこそ少ないですが
よく手に当てて、そのボールをレシーブでつなぐ。
セッター対角で、ライトに入っている大塚選手の
バックアタックが、よく決まっていますね。
日頃はレフトポジションで入っているようですが、今回は
ライトでの起用。
スイングが早く、ブロックが完成される前に打つことができれば
ストレートでもクロスでも、ボールを叩ける。
まだ大学生ですか。
大学生でありながら社会人登録し、2021Ⅴリーグに参戦した。
すごい。
日本はよく食らいついていましたが、結果は3-0で負け。
3セットめは、集中が切れてしまいました。
試合に出ているメンバーとの違いはどこでしょうか?
あくまでも私の考えですが
それは、サーブです。
両レフトの2人の選手は最後まで、自分のこれ!といったサーブを
打つことができていない。
高梨選手でも、攻撃はできている。
なのに、サーブがさっぱり、です。
サーブは、個人技です。
そして、その時のメンタル、心の状況が表れる。
技術は、全員ある。
練習だって、どれだけ打ってきた?というくらい
しているんだから。
でも、国際試合で、金メダルチームフランス相手に
自分のサーブが打てない。
ものすごいサーブを打つ、あの西田選手でさえ
その時の試合の流れによって、サーブが入る、入らない、が変わっています。
流れがこちらに来ているときは、入る。
劣勢の時、攻撃がブロックに捕まっている時、は入らない。
いや、逆になってくれw
ですが、それくらい心の状況が表れる。
怖いです。
でも、もっと怖いのは
試合途中で、試合の流れを変えるために入る
ピンチサーバー、です。
よくよく考えると、究極の(少なくとも私にとっては)
重要かつ、やりたくない役割、です。
ずっと試合に入っている選手が、できないことを
試合に入っていない選手が、役割として求められる。
女子の石川選手は、よくその役割で起用されています。
そして、見事にその役割を果たしている。
本当に難しい役割、だと思います。
いや、すごいです!
日本代表だけに限らず、ジュニアから、学生、社会人まで
6人制バレーボールでは、ルールは同じ、ですね。
どんな局面でも、自分のベストといえるサーブを打つ。
ためにできること。
自分のフォームを完成させる。
反復練習をする。
ことはもちろんですが
いろいろな局面での、実践での経験を積む。
積み重ねていくこと、ではないかな、と思います。
実践で経験を多く積むことで
その時の、心の状況を経験できる。
最後は自分の、怖い、ミスが怖い。
気持ちに、打ち克つことができるかどうか。
大丈夫。
ミスは誰だって怖い。
日本代表でさえ。
でも、それに挑戦していくことが大切。
できるか、できないか。
日々、挑戦。
ガンバレ、日本!
そして、あなたも。
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