教室 大人8月~ランニングパス編

8月に入ったかと思ったら、もうお盆!
お盆休みの方も、多いのではないでしょうか。
更新が滞っていて申し訳ありません!
仕事がなんだか、忙しい??
て、言い訳ですが・・

さて、今回は8月のバレーボール教室のことを
お伝えしたいと思います。
ジュニア、中学生教室は、3日に1回めを終えています。
10日は2回めでした。
大人クラスは、10日が1回目で、いつものメンバーが来てくれました。


メニューは、ウォーミングアップから、ボール投げ、打ちつけ
ミート練習からオーバーパス、アンダーパス。
ランニングパスを行いました。


ランニングパスは、前方から飛んできたボールを、体の前で捉え
そのまま前方へ体重移動しながら、パスをする。
前方へ体重移動する、ことが大きな狙いでもあります。
同時に、パスを送る前方の相手のどこへボールを出すといいのか。
も考えなくてはいけませんね。

前方の相手が、前に体重移動する為には
ボールを捉える位置が、前傾であることが望ましい。
ということは、相手がボールを待っている位置の少し前に
落ちるようにボールを送る必要がある。

ということになります。
自分が、パスをすることだけに精いっぱいになってしまい
相手の後方に飛んでいったり
パスのボールが低く、ボールの落下点に入るタイミングが取りにくい。
ということにならないようにしたい、ですね。

ランニングパスの時は、もうひとつ
パスをした後は右回りに移動するように、と皆さんに伝えています。
右回り、と伝えていれば、そこに一定のリズムが生まれて・・
いるかなw
まぁ、うまくいかなくても、右回りに回ろうと決めることで
そうしようと意識が働きます。
体の動きも、そのように動くようになってくるものです。

教室で、ランニングパスをする皆さんの様子を見ていました。
種類は3種類です。
オーバーパス、アンダーパス、アンダーを真上に上げてから
オーバーパス。
オーバーパスが最初の難関ですよねw


前方への相手に、きれいに送ろうとするがあまり
ボールを捉える前から顔も、手も、力が入って、そのままパスをすると
ドリブルのようなボールになって、相手に届かない。
その相手は、自分のところまで届いてこなかった短いパスを
次に送るときに、いつもと同じ距離感でパスをしてしまう。
前方へのオーバーパスは、相手の頭上を越えていく。

のような・・
オーバーパスをするとき
ボールを捉える位置が、おでこではなく鼻の上部分の方が多い
ということも、オーバーパスがうまくいかない
ひとつの要因かと思います。
おでこでボールを捉える、ことは
オーバーパスの距離を飛ばす、うえでも、とても重要です。
下半身や、腕の力をスムーズに伝えるためには
前傾姿勢になり、おでこでボールを捉えることが必要です。

そして、ボールを捉える直前には、手のひらと指の力を抜いて
やさしく、ふわっとボールに触る。
そうすることで、ボールの勢いを吸収することもできる。
ボールは丸い、ので、指に力が入ると、ピーンと関節が伸びて
ボールの形に沿わない、んですね。
指とボールがケンカして、ドリブル、のようになってしまう。


話がオーバーパス、ばかりになってしまいましたがw
オーバーパスに比べると、アンダーパスは、とてもスムーズです。
腕を組んでのアンダーパスエリアで、ボールを捉え
前方への体重移動もできています。


最後の、アンダーで自分の真上にあげ、オーバーパスで相手へ送る。
では、アンダーで自分の真上にあげる時、力が入ってしまう。
力が入ると、アンダーパスエリアでボールが当たらなくなる。
手首に当たったり、片手にだけ当たってしまう。


関節の力を抜いて構え、膝を柔らかく使い
アンダーパスでボールを、自分の真上にあげることです。
次のオーバーパスも、ふわっと送ってあげます。
ボールを送る位置は、相手はアンダーで捉えるので
相手が腕を伸ばすくらいの前、がいいですね。

ランニングパス、でひと汗かくことができましたw
教室では、ランニングパスはその日に来た人数で行っています。
6,7,8人くらいかな。
ランニング、の名のとおり、パスをした後は走って
前方への移動を行います。
ランニングをしながら、移動をしながら、なので
だんだんと、定位置、戻らないといけない位置が
ばらばらになることがあります。


定位置は、とても大事です。
同じ位置に、いつも誰かが立つことで、ボールを送る目的地となります。
目的地を目指して、ボールコントロールすること。
いつも、自分はこうしたい、の意思を持ってボールを送る
コントロールすることです。

何とはなしに、ボールを出す、出すではなく送る。
相手に自分の意思を、狙いを、心を送る。
たかが練習、ランニングパス、と侮ることなかれ。
いつも目的を持って練習をすることで、自分の行ける場所が
変わってくる、と私は思います。

バレーボールのさまざまな局面の中の、ここぞのとき。
このパスは絶対、セッターへ入れたいとき
このボールは、エースにいいトスを持っていきたいとき
ネット際のこのこぼれ球は、次へとつなぎたいとき
いつかの、そのときのために

自分がよし!と思える、素晴らしいパスを送るために
毎日の、この一本のパスから
一緒に頑張ろう

コロナと暑さに気をつけて
細く、長くふぅーっと息を吐いて乗り切りましょう!

皆さまも、よいお盆休みをお過ごしください。







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