日差しが春のように暖かくなってきました。
3月の声が聞こえると、春はもうそこまで来ている。
ような気はしますが・・・実際は、４月の半ば過ぎまで寒い！
若かりし会社員時代に、大阪城公園に夜桜を観に
女友達と、ビールを持って行った思い出、がありますが。
寒すぎて、桜どころじゃない！
冷たいビールなんて飲もうものなら、体が冷え切ってしまう。
ライトアップされた桜の美しさが、泣いています。
卒業式も、入学式も体育館は毎回、震えがくる寒さで
涙も、引っ込んでしまうくらい。
というわけで、私は春は苦手ですｗ
春は、別れの季節です。
この度、長年チームを支えてくれたメンバーが
引退することになりました。
私がチームに入る前から、所属していたメンバーです。
チームは、私が入った頃、若い組、ベテラン組と２つあったのですが
若い組に、もともとは居たのではないかな？
ベテランが一人、二人と引退していく中
若い組のメンバーと融合し、今のチームになったと
記憶しています。
ポジションはライトバックで、私のすぐ後ろに
いつもいてくれました。
運動能力が高く、スピードあり、ジャンプ力もあり
中でも、瞬発力が素晴らしかった。
私のその日の調子で、行ったり行かなかったりの
レシーブや、サーブカットを、その運動能力の高さで
いつも、カバーしてくれていました。
相手からの強打で、しかも速いボールに、彼女は対応していました。
まぁまぁ自由なフォームだけど、ボールに触ってた。
もともと陸上出身で、バレーボールの基礎の形では
なかったのですが、別競技からの転向から、と思えば
十分できていたな、と思います。
いつもにこにこ、静かに笑っていて
アクの強い私たちのチームの中で、うまく合わせてくれていた
と思います。でも、負けず嫌いで芯は強い。
息子さん２人は、高校で強豪の野球部に進み
朝は暗い時間から送り出し、晩は遅くまでの練習で
食事も、体づくりの為に大量に必要。
学校のグラウンド整備の為に、親が早朝から出かける、と
聞いた時は
はぁ～・・野球は本当に大変だ！と、ぞっとしたものですｗ
それを２人分、こなした彼女は、強いとしか言いようがありません。
我が子への愛、あればこそ、です。
その息子さんも、お２人とも、この春までにご結婚される予定です。
２人とも、中学校のトライアルウィークで
体育館に来てくれたことを、思い出しました。
お兄ちゃんは、見るからに真面目で、しっかり者。
一緒に、バレーボールをしたことがありますが
しっかり、基礎に忠実でしたよ。さすがです。
弟くんは、少しばかりやんちゃで、愛嬌たっぷり。
他の体育施設で、バイトしていた時は
皆に可愛がられていた、と聞きました。
絵に描いたような、兄弟図やんｗ
だんなさんも、バレーボールがとても上手で
私たちのチームも、自主練の時には
練習を、つけてもらったことがあります。
男子だから、スイングがとても速く、打たれたボールが
女子にはない速さで、目がついていくのがやっとでした。
みな、レシーブの空振りｗ
体は、ついていっていません！
だんなさんも、心に熱いものを秘めて、静かに笑っているような人。
私の知っている限りではｗ
引退を決めたのは
股関節の調子が、ここ最近悪いようです。
聞けば、股関節の受け皿が浅いとのことで。
お母さんも同じような痛みがあるらしく、遺伝じゃないか、と。
全国大会の前くらいから、痛そうだなと思ってはいたのですが
普通に動いていました。
全国でも、そのすぐ後の近畿でも、怪我をしたメンバーの替わりに
フォワードをこなしていたくらいでした。
が、痛み止めを飲んで、のことだったようです。
それは、辛いです。
痛みがある、というだけでも憂鬱になる。
股関節ならなおさら。
何かしら、動くたびに痛みがある。
彼女のこれからの人生を考えると、わかった。
としか、言えません。
人は引き際が肝心、なのではないか、と
常々、私は考えています。
自分は、仕事も、バレーボールも
今はまだ、引くことは見えてはいませんが、
できれば
後をにごさず
きっぱり、さっぱり、潔く去りたい。
春は、旅立ちの季節でもあります。
これからの
彼女の、まだまだ続く人生に
エールを送りたい。
これからも、笑顔いっぱいの
幸せな人生を
今まで、本当にありがとう
りょうこちゃん。
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