オーバーパスのバリエーション 2

まだまだ続くオーバーパスです。
頑張りましょう!
オーバーパスに苦手意識を持つことなくできるようになると、バレーボールが
もっと楽しくなりますよ。

最初の基礎が大切だと、私は考えます。
地味で、ちょっと難しくて、根気のいる練習ではありますが
コツコツとやり抜くことです。

自分の思い描くオーバーパスの形をイメージしてみてください。
好きな選手のプレーでもいいかと思います。
こんなオーバーパスがしたいなぁと、その形のイメージで練習をやってみましょう。

前回は、対面でまっすぐと、左右に動いて、のオーバーパスの練習をしました。
今回は、前後に動いてみましょう。
いつもと同じように、2人組で、ネットを縦に使います。
一本ずつ区切って練習をしましょう。

ボールを出す方です。
オーバーパスをする人が立つ1メートルほど前に、落ちるようにボールを出しましょう。
ふんわりとした、山なりのボールです。

オーバーパスをする方です。
ゆるく構えて準備です。
相手から出されたボールは
立っている場所より2,3歩前に動かないといけない位置に、落ちてきそうです。
相手がボールを出した時に、まずはそのことを判断しましょう

前に落ちてくるので、先にボールの落下点に入るために動きます。
素早くボールの下に入って、オーバーパスです。
自分の立っている場所より前へ、ボールが落ちてきたということは、
自分がオーバーパスで返すボールも
前に動いた分、短いボールを返すということです。
ボールを出してくれた人の頭上に、パスしたボールがいくように
コントロールの練習を、同時にやってみましょう。

次は後ろへとボールを出します。

オーバーパスの後ろへの動きは、動けて1メートルくらいかなと思います。
今は、後ろにボールが飛んでくることがわかっているので、スムーズに動くことが出来ますが
実践では、広範囲で後ろに下がってオーバーパスをする場面は、そう多くありません。
後ろへ下がってオーバーパスの練習では
足の運びをスムーズの行うことを、意識して練習しましょう。

ボールを出す方です。
パスをする人が立つ1メートルくらい後ろへ、ふんわりと山なりのボールを
出しましょう。


オーバーパスをする人です。
ゆるく構えた状態から、自分より、頭を超えて後ろへ落ちてきそうです。
そのことを察知して、後ろへと下がる準備をします。
どちらかの足を、後ろへ一歩出します。
ボールにまっすぐ体を向けるのではなく、斜めに向けた状態になります。
後ろへの動きの時は
ボールに対して、斜めに体を向けた状態で動くほうが、素早く動くことが出来ます。

足の運び方、普通に右、左、で大丈夫です。
下がって1メートルほどなら、2,3歩くらいだと思います。
大事なのは、先にボールの落下点に入って、オーバーパスをする、ことです。

後ろへ下がってのオーバーパスでも、後ろへ下がった分
目標へは遠くへ飛ばさないといけないことを意識して
ボールコントロールをしましょう。
ボールを出してくれた人の頭上に、オーバーパスを返します。

オーバーパスの前へ、左右、前後の基礎的な体の使い方がスムーズに
出来るようになりましたか?

これからの、バレーボールのどんな練習においても、意識して欲しいのは
どこに、どんなボールを持っていくか
目標と、目的を考えて、ボールを触ろう。ということです。

オーバーパスだけ、アンダーパスだけ、の個別の練習においても
どんなボールの筋道で、どんなパスを、どこに持っていくのか
考えて、意識します。

どんな筋道の、どんなボールがいいのか?
ということですが、
それは、追々お話ししていこうと思います。

体の使い方がある程度、出来るようになってきたら
どんなボールが、どこに飛んでくるのか、わかっている、今の練習時から
自分がどんなボールを出そうとしているのか

自分がボールを触る前に
イメージを持って練習してみましょう。


最初は、ボールを返すことが精いっぱいだとは思います。
練習を重ねて、慣れてきたら
その先を、考えることに、挑戦してみてください。

上達への近道です。





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