レシーブ~横の動きとサイドステップ

午後から、雨が降りはじめました。
それでもまだ近畿は梅雨入りしていない、ようですね。
我が家に仲間入りしたユーカリを
見事に復活してくれたパキラの横に、植え替えました。
大きく育ってくれたらいいなぁー。


さて、今回のブログは、最近ちょこちょこ閲覧がある
タイトル、レシーブ~横の動き、です。
レシーブで左右の動き、足の動きと腕の出し方、注意点
その練習方法をお伝えしているのですが
もう少し掘り下げた内容と、今回のタイトルでもある
サイドステップの重要性について、お伝えしたいと思います。

最初に、サイドステップからですが
反復横跳び、学校の体力テストでは必ず出てくる、アレです。
3本のライン、どちらかの端にラインをまたぐように準備。
スタートで、横に移動する。
移動のとき、足はクロスさせない。
左に移動するときは、右足を蹴って、左へ。
右に移動するときは、左足を蹴って、右へ。

レシーブでの横の動きの時
最初の一歩め、はこの動きになります。
左側に来たボールを取るときは、右足を蹴る。
右側に来たボールを取るときは、左足を蹴る。

では、なぜ、こうしたほうがいいのでしょうか?
行きやすい右側で、考えてみましょうか。


構えてみましょう。
ボールが前方から、自分が構えている位置の右側、へ飛んできました。
一歩めを、行く方向の外側の左足ではなく、右足に力を入れてみます。
そうすると、次には、左足に力を入れることになりますね。
飛んできたボールを見て、自分の右側に飛んできたことがわかる。
右足に力を入れる。
と、どうでしょうか。
右ひざが外側に向きます。
次の一歩である、左足もひざはボールの方向へ。

そうなると、上半身の動きはどうでしょうか。
肩も、ボールの方向へ向いてしまいませんか?

私が考えるに、横への動きで重要なのは
もちろん、足の動きもなのですが
肩の、上半身の向きだと思っています。

ボールが軟打であったり、ゆるいチャンスボールであるなら
右側へ何歩動いても、ボールを捉える場所で
最後に持っていく目標へ
面と、外側の肩を向けて、調節することができます。
しかし、スピードのあるサーブ。
攻撃された強打。
などは、肩が外側を向いてしまったら、ボールはそのまま
外側へ逃げてしまう。

下半身と上半身は、連動しています。
例えば、下半身はどしっと床についたまま
正面でない、左右どちらかに飛んできた強打を
レシーブする局面で
肩をぐるっと外側に向けてしまったら
ボールは自分の後ろ側に、飛んでいってしまう。

どう動くことがいいか?
下半身はボールが飛んできた、自分の外側に反応する。
右側なら左足を蹴って
左側なら右足を蹴って

重要ポイントです。
ここで下半身が動きをみせないと
上半身、肩がボールの方へぐるっと回ってしまう。


下半身から一瞬で反応する。
そうすれば、肩は外側を向くことなく
肩で壁を作り、伸ばした腕のレシーブポイントで
ボールを捉えることができる、はずです。

肩で壁を作る、ための下半身の初動はサイドステップの動き。
ということになります。

もちろん、ずっとサイドステップで動くわけではありません。
最初の一歩を、ボールが飛んできた反対の足を蹴る。
例えば、右側に来そうな強打。
左足を蹴って、右側へ。
次は、右足に体重がかかる。
上半身、右肩から移動するような形で。
その次は、左足の移動。
クロスして、右足の前へ
左ひざが、ボールのほうを向いてしまわないよう注意です。
上半身、組んで伸ばした右腕が上になるように。
ボールを捉える瞬間。
組んだ腕です。
右肩に力を入れ、右腕と右ひじを、しっかりと伸ばします。
目線は、あげたい目標を見る。

強打レシーブである場合
動けて、自分の1,2歩外側、前方ではないかと思います。
動く、というより、反応、ですね。

頭で考えるより、先に体が動く感じ、です。
反応だから、初動でサイドステップができるようにする。
自然にその動きにならないと、ボールは外側に逃げる。
自分のレシーブ範囲が、とても狭いものになる。

アップの時に、サイドステップの動きを取り入れると
いいかと思います。
その時は
できるだけ腰を落としたまま動くこと。
最初の構えで、足幅を広げすぎないこと。

横へ動くときも、足幅を大きく出さないこと。
を、注意して行いましょう。

先日のバレーボール教室で
サイドステップをツーステップでやってみました。
うん、みんなほぼできていないw
普通のサイドステップは、すぐにできても
ツーステップで、となると、ちょっと難しいんでしょうね。
学生の教室の方は、この動きを取り入れてみたいと思います。

ひとつの動きを、考えずともできるようにするには
反復練習で、体に覚えてもらう
しかありません。
逆に言えば
繰り返し練習すれば、できるようになる。
ということです。

さぁ、一緒に頑張ろう。




コメント