レシーブの形づくり~横の動き

正面のレシーブ面の形づくり、正面のレシーブをお伝えしました。
今回は、横へ動いた時のレシーブの面の形、体の使い方についてお伝えしたいと思います。

横への動きは移動距離が少しあります。
2人組より、5人くらいで一組になり、中央からボールを出してもらう。
5~10本回ったら、他の組と交代する。
のやり方でしてみましょう。

コートを縦に、使います。
ボールを出す人はセンターライン中央、ネットに背を向けて立ちます。

その正面、エンドラインの真ん中に5人組、先頭の人が入りましょう。
エンドラインから、80cmくらい前に出てもいいですね。
横へ移動し、決められた本数を終えるまで、スタート位置に戻ってきます。
スタート位置に戻ってこれるように、コーンやいすを置いてもいいかもしれません。

レシーブをする人の目標となるように、ボールを出す人とは別の人がひとり立ちましょう。
目標の人が立つ位置は、ボールを出す人の1.5mくらい斜め前くらいに立ちましょうか。

先頭の人です。
構えます。
ボールを出す人の正面に、つま先とひざの向きを合わせて、構えましょう。

レシーブの形づくりをする人は、右移動から行きますよ。

ボールが中央から、下から、逆回転で出されました。
出す位置は、先頭の人が立っている、1.5mほど横くらいでいいかと思います。

レシーブをする人は、左足を蹴って、一歩目は右足を右横少し前へ出します。
自分の体重を右へ移動し、出した右足のひざの上にかかっています。
右肩が下がらないように、上体で壁を作るように。
ボールを逃がさない壁です。
腕は、横へ移動しながら手を組んで、レシーブの面を作ります。

次の一歩は、左足を右足の前でクロスしながら、右横少し前に出します。
左足の上に体重がかかっています。
次の一歩は右足です。右足を右横少し前へ。
伸ばした腕、出した面は、右斜め前方向へ、出しています。
ボールを持っていきたい目標へ、面を合わせます。

横へ移動するときに、つま先、ひざの向き、体全体の向きが、前方を向いて
しまわないように注意しましょう。
自分の体の前面で、腕を伸ばした面を、ボールを上げたい目標へ向けます。
横移動の時、つま先とひざの向きは、やや外向きになるでしょう。

ボールが中央から出されて、移動し、自分がボールを持っていきたい方へ上がるまで
ボールから決して目を離さないようにしましょう。
また、ボールを出す人の手を、ボールが離れるまで、スタートしないようにしましょう。
先に動き出してはいけません。
今は、練習なのでどこへ飛んで来るかわかりますが、実践ではどこに飛んで来るか
わかりません。先に動いてしまわないようにしましょう。

ここでは
横移動の足の出し方
横への体重移動
移動方向の肩の前面でボールを扱うこと
面をしっかり上げたい方へ向けること

に気をつけてやっていきましょう。
5本~10本、決めた本数を回ったら交代します。

同じ方法で、左移動も行います。
構えて左への移動、一歩目は、右足を蹴って、左横少し前へ左足を出します。
そこから、右足を左足の前をクロスして出します。
右足から、左足を左横少し前へ移動。
移動方向の肩の前面でレシーブする面を作ります。

右利きが多いと思います。
右移動、右手が上の面の作り方は比較的スムーズに出来るでしょうが
左移動、左手が上の面の作り方は、少し難しいかもしれません。
が、慣れてしまえば、大丈夫です。
右移動よりも、注意点を意識して、左移動をやってみましょう。

レシーブの局面では、ひとりが守るレシーブ範囲は、そう広くありません。
今回お伝えした、横移動の動きをていねいに行って、しっかりマスターしましょう。

実践で、自分の守備範囲を広げる。
アタッカーが攻撃してきたボールを、はい、来た!と
自分があげたい方へ持っていくことができる。
レシーブがもっと楽しくなりますよ。













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