カウントのとりかた

何の?ですよね。
ボールを出すタイミングの、です。
そんなん、わかってるわぁ、という方は、読まなくて大丈夫ですw
スルーしてくださいね。

ボールを出す、とは
例えば、2人で行うアンダーパスの場合。

相手がいる前方から、ボールが飛んできて
こちらは、構えからパスをする準備をします。
そして、ボールが腕に当たる、瞬間。のことです。
もちろん、ボールが腕に当たって、終わりではなく
パスをする相手まで、ひざと腰を使って、前方へボールを送ります。

初歩的なことのように、思われるでしょうが
バレーボールをしてきた人でも、ボールが腕に当たるタイミングが
微妙に遅かったり、ボールに飛びついて、高い位置で取ってしまったり
のケースを、見ることがあります。
そんな時は、1,2,3とカウントを取ることをお勧めします。

はじめてバレーボールを始めた人は、アンダーパスや
レシーブ面の形づくりの時、など。
また、ゆるいサーブのカット練習にも使えます。

では、わかりやすいように、アンダーパスでやってみましょうか。

1,は相手からボールが放たれた時、です。
アンダーパスなら、相手の腕からボールが離れた瞬間、がいち、です。

2,はボールがこちらへ飛んできている時間。
ボールが空中にある時間、ですね。
あがったボールが高ければ、にーはちょっと長く数えます。
ボールが低ければ、に、と短く、です。

3,はボールが自分の腕に当たる瞬間、です。
当たる瞬間の前には、構えのひざを少し沈めて、低く、腕を組んで準備。
ボールが落ちてきて、さん。
自分の腕に当てて、相手へと送ります。

どうですか?
単純なことのように、思われるでしょうね。
そして、飛んできたボールが高ければ、結局自分で調節して
ゆっくりカウントしてるやん。
はい、その通りなのですがw

多分、1いち、のタイミングが、わかりにくいのではないか
と、あくまでも私解釈です。
いち、のタイミングがわかると、続く、にー、さんが
スムーズに行くんじゃないか、と思っています。

いち、は、相手の手をボールが離れた時、になります。
にーで、ボールを出す準備
さん、でボールを出します

パスをするタイミングが、早かったり、遅かったりすると
思ったような、パスをすることができません。
何となく、しっくりいってない感じ。
上手くいっていない、というわけではないけれど
腕への当たりが、しっくりこない。
或いは、オーバーパスが、全然飛ばない。など。

そんな時に、1,2,3とカウントを取ってみましょう。
相手から、ボールが送られてくる様子を、しっかり見て確認する。
1,のタイミングを逃さないように。
だから、じっくり、相手の動きを見ます。

2、そこから放たれた、ボールのゆくえ、からも目を離さずに。
準備をしてからの
3、で自分のタイミングを取ることができるはず、です。

オーバーパスでも、応用ができます。
カウントのとり方は、同じです。

そもそも
なぜ、ボールを出すタイミングを取らないといけないか、ですが
そこがズレてしまうと、体の力をうまく使うことができません。
体の力を、うまく使えないと
近距離でのオーバーパス、アンダーパスなら、まだいいのですが
遠くへ、ボールを飛ばそうとしたとき
はい、飛ばないですよね。

ジュニアで、一列に並んで交代でする、カットの練習を見たことはありますか?
コーチは前から、ボールを出しています。
見ていると、カットをしている子、だけでなく
周りの子も、一緒に声を出してカウントを取っています。
にー、さん。であったり、ボールを当てるときに、カット、であったり。
自分のカットをする時もそうですが、他の子のするところを見て
カットのタイミングをはかっているのです。
声を出すことで、自然とその練習になっています。

他のメンバーがパスをしている様子も、観察してみましょう。
他のメンバーのパスを見て、どうかな?と考えてみることで
自分のパスのタイミングも、振り返ることができます。


バレーボールは、自分がボールを触っていない時は
ボールがどこにあるか、確認する。
そして、どこへ飛んでいくか。
ボール周りの、メンバーの動き。
相手にボールがあるときは
相手の動きと、ボールの行き先。
じっくり見る、必要があります。


カウントをとる、というのは
初歩的で、単純なことのように思われますが
何かしっくりいかない
ボールがうまく飛ばない、という方は
やってみて欲しいと思います。
案外、すんなり腑に落ちる。
かもしれませんよw

カウントをとるためには
まずは、ボールの出どころ、を
見ることから。

さ、やってみよう。



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