今の居住地に来たのは、私が上の娘を産む前です。
主人の母の義姉である叔母から、前の家が空いたから。と紹介され
私は田舎すぎるのでは?と、始めは躊躇したのですが、主人が買おう!
とめずらしく断言したので、この地に来ました。
下の子を出産した後に、近くのバレーボールチームでしたいな、と考えていました。
大阪で5号球のクラブチームに所属していましたが、子供と荷物を抱えての
遠出がしんどくなってきたのです。子供2人と荷物と電車は、ちょっと無理かな。と
前の家のさとみさんからの紹介を経て、今のママさんバレーボールチームへ来ました。
下の子が4か月くらいだったと思います。
地元のチームは、昔、全国大会も出場したことのある強いチームでした。
それでも、練習での雰囲気は勝ちに行く!という感じではなく、楽しそうでした。
ママさんバレーは、ネットの高さが2m5cm、ボールの大きさは4号球です。
5号球は2m15cmだったので、ママさんは、10㎝ネットが低いことになります。
ボールも小さく、ルールも少し違っていて、慣れるのにずいぶん時間がかかりました。
初めて練習に行かせてもらった時は、練習試合だったと思いますが、
ミスをした時のチームの声掛けが、おしい!とか、いいよ!とか、ミスをしたことを
責めないで、励ます声掛けだったことに、おぉ~と思いました。
今までは、出来ないといけない、できて当たり前、の環境でバレーボールをしていたので
ミスをすることには、罪悪感がありました。
企業スポーツをしていた頃は、バレーボールの出来が、自分自身の価値基準だったし
クラブチームで趣味でバレーボールをしていた時も、メンバーのほとんどが
企業スポーツ出身の集まりだったので、自然とそんな雰囲気だったと思います。
最初は自分にも、励ます声掛けをしてもらって、恐縮していましたが
今では、ミスを責めない、楽しんでバレーボールをする、ことがママさんバレーの
醍醐味ではないか、自分のチームはそんなチームでいたいと思っています。
このチームは、地元の中学校区に在住するメンバーだけの集まりです。
皆仲がよく、チーム内の役割分担もできていて、雰囲気もよいのではないかな。
べたべたした人間関係ではありませんが、私はチームメンバーのことが大好きですし
大切に思っています。
家庭や職場以外に、大切なコミュニティを持てることは、嬉しいことです。
人の縁は、不思議だなとつくづく思います。
今のチームの代表の方は、有名な靴職人の奥さんです。
その方に今の職場である体育館も紹介していただき、勤め始めて15年になります。
日本全国、いろいろな地の体育館で、バレーボールの試合をし、見てきました。
その中で、今勤めている体育館は、新しいだけでなく、とても整っていて
初めて練習で訪れたときに、ここで働きたい!と強く思いました。
それが実現し、今も勤務しています。
中学校からはじめたバレーボールで、本当に多くの時間を過ごした体育館。
縁があるんだなと思わざるをえません。
バレーボールが繋いでくれた様々な縁に感謝し、自分も誰かの力になれたら、と思っています。
コメント