中学校 市内近郊大会

毎年、この時期に行われる
市内とその近郊の中学校が集まって、開かれる大会です。
中学生教室に来ている子、は主に1年生ですが
試合に出ていると聞いていたので、体育館に観に行ってきました。

体育館に着くと、教室に来ている子達の学校は
ちょうど終わってしまって
観ることができませんでした。申し訳ない!!
私に、挨拶しに来てくれましたよ。ありがとう。
ごめんね。
観たかった・・。

体験から来ている子の、学校の試合がはじまる前でした。
練習を見ていました。

中学校は、部の顧問によって
子供たちの練習している様子が、全然違います。
バレーボールの経験があって
試合での練習の段取りも、わかっている先生もいれば
バレーボールの経験があまりなくて
レシーブの練習を、子供同士でしている学校もあります。
ジュニアからバレーをしている子は、レシーブ練習で打つ方に
回ることもできます。

その学校も、先生は控えの子達の練習に、回っていました。
試合に出る組は、アタッカーの子が打っています。
シートレシーブと呼ばれる
自分のレシーブポジションに入って、レシーブをする。
練習をしていました。

見ていて、の感想ですが
打つ子も、レシーブに入っている子も、省エネな動きをしています。
省エネ、な動き?
体のどこにも力が入ってない、脱力系、な動きです。
何にも力んでいない、という意味では、いいと思います。
ですが
中学生は、まだ体はできていないものの、重くないでしょうし
よく動ける時期、です。

きっと、いつもの練習通り、にしているのでしょう。
声は、出せるんじゃないかな。と思いましたが
それを、日頃から言われないのでは、できないですね。
或いはコロナで、大きな声は禁止されているのかもしれません。

試合がはじまりました。
相手は、市外の中学校でした。
こちらのサーブがとても良く、出だしは連続でポイントを取り
かなりのリードをしていました。
試合中の子供たちの動きは、練習と同じです。

6人制でも、9人制でも、バレーボールは
自分の、担当ポジションが決まっています。
6人制は、ローテーションがあります。
サーブカットは、自分の担当ポジションでいつもする。
というわけにはいきません。

オーソドックスな、サーブカットからの攻撃パターンの場合。
例えば
レフトポジションのアタッカーが
フォワードライトのポジションで、カットに入っている場合

サーブカットをしたボールに対し、
カットに入ったポジションから、攻撃をします。
この場合は、ライトから打ちます。
相手に、ボールが返った後は
自分のポジションであるレフトに、戻ります。
相手の攻撃に対して、ブロックをするためです。

自分のポジションへは、相手の動きを見ながら
ボールがどこにあるのか、見ながら
素早く、戻ることです。

ブロックをしない場合は、レシーブに入らないといけません。
これも、素早く。
レシーブポジションまで、下がります。

相手からの攻撃を、レシーブしました。
アタックを打つ準備をしていたけど、自分にはトスがあがってこなかった。
アタックを打たなかったら、打っている人のブロックフォローです。
素早く。
フォローに入ります。

常に、ボールを見ながら動きます。そうしないと
相手からツーで返ってきたボール
相手のトスが乱れて、こちらのコートに入ってきたボール
に対して、すぐに反応することができません。

ラリー中は、歩くことなどできません。
コートに、背を向けてもいけません。
常にボールがどこにあるか、見ておくこと。
自分のコートにあるなら、攻撃は何を仕掛けるか、考えて動く。
相手のコートにあるなら、ブロックなのか、レシーブなのか。
いつも、することがあります。
ラリー中は、休んでいる暇はありませんね。

試合は、出だしサーブで、かなりのリードをしていましたが
途中、相手の横からのドライブサーブに連続点を、取られました。
相手の動きもよくなってきて、ラリーも続いていましたが
所々にミスがあったので、最後は逃げ切ってセットを取りました。

教室に来ていた子には、あまりトスがあがらず
それが、ちょっと残念だなと感じました。
2年生がいるのはわかりますが、1年生でもちゃんと攻撃ができています。
打たせてあげないことには、経験を積めないし、何より面白くない。よね。


どのコートの試合も、ひと通り見て
自分の子供が中学1年で、初めてこの大会に出たときも
こんな感じだったな、と思い出しました。
ジュニアでバレーをしていたとはいえ
ネットは、15㎝高くなって
ボールも重くなって、ローテーションもあります。
中学校でバレーボールを始めた子、もいるでしょうね。
2m15㎝の壁は、なかなか高いw

中学校の顧問が、バレーボールを経験をしている
バレーをよく知っている先生だったら、その中学校はラッキーです。
部活動の時間で、どんな練習をしたらいいのか
どんなトレーニングを、していけばいいのか
何より、バレーボールをするための、心
を教えることができる。のではないか、と思います。
こればかりは、中学生の子供たちだけでは、無理です。

私だったら
試合のときは、中学生には
元気を出して、声を出して、走ること。
今の自分の出来る限り、全力のプレーをして欲しい。
全力でプレーしないことには
今の自分の課題も、見つけられない。

一生けん命は格好悪いですか?
私はそう思わない。
中途半端なプレーの方が格好悪い。

体を、大きく使って
声を、大きく出して
私はここにいる!と全力でアピールしたらいい
バレーボールは自己表現
そして、自分だけのためではなく
次の人が楽にプレーするために、自分が頑張る

そうして、はじめて
心から、うれしい!
その喜びを味わってほしい
あなたにも。








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