全国ママさんバレーボールいそじ兵庫県予選大会

朝、起きて歩いた時、あれ?今日はいけるかも。
と思いました。
本当に、昨日の寝る前まで、どうしたらいいのか・・
と、この世が終わるくらいの、悲壮な気持ちでいっぱいでした。
家族には、この持っていきようのない不安を吐露し、ごめん!です。

会場へと到着し、メンバーと合流しました。
みな口々に大丈夫?と心配してくれますが
無理しないで。とは言ってくれませんw
まぁ、痛み止めを飲んだら、何とかなるかもです。

会場の設営でひと疲れし
開会式で整列していたら、知っている顔が見えました。
ひとつ年下の、元全日本エースです。
え、出るの?って聞くと、阪神地区から出るそうです。
しかも予選で当たる・・。

彼女とは、大阪のマスターズのチームで、一緒にバレーボールをしていました。
3,4年は一緒にしたでしょうか。
お互いに子供も小さかったので、その他の試合に行くときも
一緒に、車に乗せてもらったりしていました。
神戸も強い、と聞いていましたが、阪神も強いやん。

開会式が終わり、体を動かしてみました。
痛み止めを飲んだので、痛みが軽減されています。
これくらいなら、アドレナリンでカバーできそうです。
ほっとしました。

予選1試合め。
神戸地区。
出だしから、どちらのチームも動きがよく
どちらのチームも、レシーブがよく上がっています。
ほんとにいそじなのか?と思いました。
元気だし、笑顔だし、集まったメンバーが、一生けん命バレーボールをしている。
すごいなぁ。

私も最初は、おそるおそるのジャンプでしたが
このいい雰囲気と、やっぱり、試合になったら勝ちたい!
痛みも忘れて、試合を楽しみました。

2-0で勝つことが出来ました。

続く2試合め。
阪神地区。大きい!!
センター攻撃中心で、前にも後ろにも打つ。高い打点から。
最初はそのコースに、なかなか入ることが出来ず、リードを許しましたが
速攻や、長いコースに決められても、気にしないことです。
高い打点から打たれると、レシーブは前なのか、後ろなのか絞ることが出来ません。
試合が進んでいくうちに、どこに打とうとしているのか、わかってくるはずです。
だから、最初は我慢。
大量にリードされないよう、必死について行く。
点を取られても、すぐに取り返したらいい。
だんだん、打つところがわかってきて、コースに入り、あがるようになってきたら
そこで攻撃を決めて、連続ポイントを取りに行くことです。

そして、そんな流れになってきました。
こちらのサーブポイントも続きます。
みんなの笑顔。
2-0で勝つことが出来ました。
予選突破です。

試合後、彼女が体当たりしてきました。
頑張ってくださいね。
うん、頑張るよ。

決勝戦は、神戸地区です。
ここにも知っている顔がありました。
彼女は同期です。
マスターズでは、兵庫代表に入っていました。
マスターズ大会、全国の準決勝とか、決勝で大阪と兵庫が当たっていました。
もちろん、ママさんの大会でも顔を合わせることもあります。
神戸地区、レフトエースのようですね。

不思議だなーと思います。
ひとつ下の子も、同期も、高校生の時から知っています。
社会人バレーでは、みな別々のチームでしたが、お互いの活躍を知っています。
そして、50を超えてもなお、まだバレーボールをしている。
こうして、戦っている。
苦しかった実業団時代には、思いもよらなかったことです。

1セットめ。
先にこちらが20点を取り、5点ほどリードしていたように思いますが
そこから、ぱたっと動きが止まってしまいました。
相手を乗せてしまうと、流れはあっという間にあちらへ移ります。

20対22で取られました。

2セットめ。
みんなの表情が硬い・・。
楽しくやろう!と声掛けをしました。
気持ちを切り替えることです。

いや、ほんと、いそじとは思えない。
神戸のレシーバーは、落とさないし、つなぐつなぐ。
どうにかしてでも、こちらへ返してくる。
執念です、これは。
最後は勝ちたい!という気持ちです。
これに負けてはいけない。

の気持ちが通じたのか、このセット奪い返しました。
セットカウント1-1。

3セットめ。
出だしに、点を取られました。
早々にタイムアウトです。
さぁ、最後のセット。やり切らないと!と声掛けをします。
17対12でリードしていました。
相手のサーブポイントを皮切りに、17対17まで追いつかれました。
勝ちが見えてくると、守りに入ってしまうのか?
攻めよう!攻めるしかありません。

18対20。こちらは、後がありません。
相手は必死に、こちらの攻撃を上げて、つないで、思い切り打ってきます。
同期のレフトエース。
チャンスボールが返ってしまいました。
レフトに上がります。ネット越しに、彼女の眼を見ました。
こちらに打ってくる。
力の限り、思い切り、打ってきました。
ブロックした私の両手に当たり、相手コート外へ。
ブロックアウト。

18対21。 セットカウント2-1で、神戸地区、優勝です。
やられた・・・。

悔しい・・・ですよ。それは。
でも、相手の執念が勝った。としか、私は言えません。
だって、相手チームは試合で3セットする間に、捻挫したり、足がつる
メンバーがいて、バタバタしていたのに。

でも、東播地区最後の、いそじの練習で、チーン・・・となっていたチームと
同じチームとは思えないほど、見事に復活しましたよ。
最後は負けてしまったけど、みんなで楽しく、笑顔で、試合が出来たことが
よかった、と私は思います。

自分も、何とか動くことができたしね。
あんなに調子が悪かったのに、なぜ、今日の朝に、いけるかも。
と思ったのか、考えていました。
きっと、開き直り、じゃないかと思います。
直前までぐずぐず考えていても、当日になったら、やるしかない。

明日の、今年最後の試合は、今から開き直っておこうと思います。
自分のチームですし。
全ての試合が終わったら、自分、よく頑張った!と
ひとり打ち上げをしようと、今から計画中・・w

そのためにも
今できる全力でいこう。












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