オーバーパス その2

さぁ、ボールに触っていきましょう!
目の前にボールがありますか?
最初は、手の形からです。

わかりやすいように、ボールの一番上におへそを持ってきましょう。
そのおへそを真ん中にして、ボールに手を置きます。
三角形をつくります。人差し指が上、親指は下です。
右と左の人差し指同士の間は、私の感覚では5㎝くらいですか。
ジュニアはもう少し狭くてもいいかもしれませんね。
親指同士の間は、人差し指より狭く、3㎝までです。
それ以上開くと、肘が広がってしまいます。

ボールに触れている指の部分は、第二関節の間くらいまでです。
手の形は、指に力を入れないで、大きく開いて、ピアノを弾く時のような
手の丸みでボールを包みます。

手の形はわかりましたか?
指は大きく開いていますか?
指に力が入りすぎて、指がピーン!となっていませんか?
親指の間が離れて、肘が開いていませんか?

さて、次です。
一度、ボールを置いてみましょうか。

ボールはなしで
手首の動かし方の練習をします。
自分の手首を動かしてみましょう。
手首は、おいでおいでーのような、(タテの動きとここでは呼びます)と
バイバイーのような、(ヨコの動きとここでは呼びます)の2つの主な動きが
出来ます。
オーバーパスでは、バイバイーのヨコの動きをします。

ボールを触るときの、手の形で、バイバイーの動きをしてみましょう。
ボールなしで、やってみましょう。

どうですか?
手首の力を抜きましょう。
手首は、自由に動かしてあげます。
指は、ボールの形のように丸みが出ていますか?
自分の前に、できあがった手の形を持ってきたとき、三角形になっていますか?

その形のまま、ボールを持って、手首をバイバイの動きをしてみましょう。
腕は動かさないで、手首だけを動かします。
最後、そのボールをおでこに触れる位置まで持っていきましょう。
ボールを見てください。
そこが、オーバーパスの、ボールを捉える顔の位置です。

まずは、手の形と、手首の動きを練習しましょう。
おでこのうえで、ボールを見ながら、手首を動かしてみましょう。
地味ですよね。
ボールを飛ばしたくなると思いますが、手の形と手首の動きをマスターすることが
私は、最初にする大事なことかな、と思います。

次回は、オーバーパス時の、体全体の使い方をお話ししますね。






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